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「ネコカイン三原則」。
●人間は猫に安全でなければならない
●人間は猫の命令に服従せねばならない
●人間はそれに反しない限り自衛せよ
3021年、そこは至福の麻薬ネコカインにより、人類が猫に支配される未来。
『センター』それは地球を中心とした猫による支配システム。野良の子猫を偶然(?)拾ってしまい、『センター』に追われた亘平は周囲の助けもあって九死に一生を得る。(第一部:https://novelism.jp/novel/rWmG_1IgRLKzlrxnNnmlQA/)
生き延びた亘平は、連れ去られた飼い猫のジーナを探すべく、新しいIDを得るためにギャングと取引をする。だが、それは甘くない条件付きであたえられるものだった。ギャングの仲間入りを拒否し、火星の地上で農業労働者として働くことになった亘平。上に目を付けられ、大騒動をおこしながらもなんとか馴染んでいく。しかしセンターの計画は徐々に農場の生活にも影をおとしはじめ、そんななか農場で殺人事件が起きる。
一方、亘平はギャングの娘の恋に振り回されながらも徐々にあの火事の真相へと、、、
【ねこでもわかる人物かいせつ】
ジーナ:僕と一緒に暮らしていた猫。「野良のこねこ」。
グンシン:亘平の勤めていた地下資源採掘会社。
怜(とき):『はじめの人々』? それとも『センター』? 亘平の惚れた謎の美女。
センター:支配者である猫が管理する組織。
オテロウ:『センター』からグンシンに来ている猫。亘平を警戒して犬を放った。
犬:治安管理四つ足ロボットの総称。
右藤(うどう):農場の肥料すきこみ班長
佐田(さた):ギャングの亘平の監視役。同じ班。
北川(きたがわ)・南波(なんば):同じ班の労働者
【ねこでもわかる用語かいせつ】 『センター』 地球を中心とした猫の支配する惑星系システム/ 『はじめの人たち』 2200年代後半に火星に逃れたひとたち/ 『火星開拓団』 2300年代後半に火星にコロニーを作った人たち/ 『火星世代』 2500年代以降に移民or火星生まれの火星のメイン市民