序章 プロローグ
1章 最低な出会い
2章 導かれて
3章 過去との決別
4章 錯覚
5章 それぞれの想い
最終章 卒業
二十代最後の誕生日。仕事帰りに駅のホームで、偶然拾ったキーホルダー。
偶然にも帰宅途中で落とし主である女子高生に出会う。
だが、彼は探し物のキーホルダーを女子高生に届けたのだが、感謝されるどことか酷い罵声をうけた。
間宮にとって二十代最後の誕生日が、忘れる事が出来ない程の最悪な日になってしまった。
一方の瑞樹は、親切に落とし物を届けてくれた彼への態度を、激しく落ち込む程後悔していた。
瑞樹がそんな態度をとってしまったのは、彼女が過去に抱えたトラウマが原因だった。
だがそれから二か月後、2人は思わぬ形で再会を果たす事になる。
過去に心を置いてきた間宮と、過去に巻き込まれてしまった事件の為、過剰に男を拒絶する瑞樹。
間宮と瑞樹が再開した時、凍り付いていた2人の時間がゆっくりと動き出す。
これは、そんな年が離れた2人の出会いを切っ掛けに、周りの人達の運命をも動かしていく恋愛物語。