永遠の少女、美しい少女たちを統べる少女の頂点『少女主人』ことカテリーナは、美少女だけを商品として取り扱う奴隷商だった。男を憎み、権力と横暴で従えるカテリーナは美少女の打ち止めとして君臨する。商品の少女たちは何も知らず、カテリーナを崇拝する日々が続いていた。あるときカテリーナは「訳あり」の美少女マティルデを引き取ることになる。同じ頃合いで、カテリーナが買い物をした際にあるある賭け事を交わした魔術師が現れる。魔術師は妹だという美少女アンナを連れて、目的を語らずにカテリーナの近くに滞在する。
カテリーナは何故永遠の美少女なのか。魔術師と何を賭けて争うのか。意味深に現れた二人の魔少女は何者なのか。
誰かの悪意で喰らい合う魔術氏族の人々、男を踏みにじって生きることを決めた、少女でいることをかつて否定された普通の女の子だったカテリーナの葛藤の行き先を巡る物語。