神童の称号を冠する魔術師
ミラージュ・ブリーズ(通称ミラ) 15歳
アライメント Neutral - Neutral(善にも悪にも傾く者)
山奥の寒村に生まれ育ち、他の趣味が無かったことも有って魔術の達人に育った少女、有栖の今は亡き義妹に瓜二つ。
その卓越した魔術は人間より遥かに強靱な熊すら倒し、熊殺しのミラとも呼ばれている。
外の世界を知らないため、独特の敬語を使って喋る癖も。
魔術だけでなく戦技もある程度使える天才であり、実力に裏付けされた大層な自信家……なのだが同時にごく普通の少女の部分も持ち、人を殺すことには複雑な気持ちを抱くこともある。
だが一方で覚悟を固めた場合、または相手の存在を動物以下と感じるほどの怒りを覚えた場合は躊躇わず人を攻撃する覚悟の出来る面も。
身長は147センチ、髪は銀髪のボブカット。
不可視を殺す魔眼持ち
クリス・クニークルス 26歳
アライメント Law - Light (法に従い善を為す者)
プルミエ国の医療機関創設メンバー、優れた医者であり同時に治癒術士でもある女性、有栖の死んだ舎弟落雁玉兎に瓜二つ。
独特の軽妙な雰囲気で話す女性だが、根底は生真面目な堅物。
口論においては正論と強い言葉で相手に反論を許さないためかなり強い。
生まれつき不可視の存在や他者の力などを見る魔眼を持ち、現在は治癒術の師から与えられた眼鏡で抑制している。
生まれ育ちは貧民街で、その頃共に暮らしていた幼馴染みの苗字クルスをミドルネームとして名乗る事も。
色香溢れる女性だが、同時に凜々しい顔立ちをしており女性によくモテるタイプ。
身長は168センチ、髪の色は黒色で少し跳ねやすいミドル。
一兆度の情熱を持つ傭兵
矢車陽子 22歳
アライメント Neutral - Neutral(善にも悪にも傾く者)
モストロ西部の大草原に生まれた遊牧民で弓の達人。
ジャッカルの魔物であり、自由奔放で情熱的な陽キャ。
傭兵はバカであれ、をモットーとしており細かいことは考えないことにしているらしい。
明るくて人当たりが良いものの、深く考えないというのは他者に深入りしないということでもある、その笑顔の奥にあるのはもしかすると、傭兵らしいドライさかもしれない。
かつては人間の小国において戦功を上げ、その後プルミエに流れ着いた際に山賊討伐を行ったことで、永住権及び軍籍を得た。
しかしその後、軍内部での人間関係トラブルにより除隊となり気楽な傭兵暮らしに戻る。
身長は162センチ、髪の色は茶髪でミドルのウルフカット。
ちなみに一兆という単位をやたら使いたがるのは、そう言っておけば何となく迫力が出るというだけで深い意味は無い。
歌って踊れる治癒術士
ステラ・レオーネ・シャルパンティエ 19歳
アライメント Neutral - Light (善良だが手段を選ばない時も有る者)
歌って踊れるヒーラーを目指して世界中を旅する赤い瞳の女性。
旅の途中に山賊から助けてくれた恩人である紅の剣士を探しているが、その際にレプレで山賊に囚われていた。
実家のシャルパンティエ家は穏やかな気風で知れた家で、例に漏れずステラもまた明るいのんき者。
特技は歌って踊ること、その歌に魔力を乗せて周囲を癒やすこと、そして姉直伝の槍……ただし彼女は戦闘よりも演舞のために使用する。
身長は156センチ、オレンジ色の髪とぴょこんと飛び出たアホ毛が特徴だが囚われていた際は魔術の過剰使用により白くなっていた。
黙っていれば女性だが、喋ると一気に少女になるとは周囲の談。
あと、ドのつく貧乳でもあるが本人は特に気にしていない。
龍に仕える大蜘蛛の騎士
ステビア・レオナ・シャルパンティエ 22歳
アライメント Neutral - Light (善良だが手段を選ばない時も有る者)
龍と呼ばれる伝説の生物に仕える騎士、といっても実際は姉妹のような関係性。
卵の状態でも大きな力を有する龍が自分を守護する存在を作り出すために進化させたタランチュラであり、現在はタランチュラ獣人。
高度な知能と龍に匹敵する寿命、そして力を龍によって与えられている……。
と言うととても堅そうな騎士に思えるが、実際はステラの義姉ゆえ、負けず劣らずのんきでおっとりした性格。
だが槍使いとしては一人前であり、判断が追いつかないほどの数に押されなければ強い逸材。
外見はタランチュラらしく複数の腕を持ち、全身を黒とオレンジの毛に包まれているほか宝石のような黒い単眼を複数有する、まさに蜘蛛獣人な姿。
身長は180センチで、真白曰く昭和の等身大特撮第一話にいそうらしい。
ちなみに有栖は巨大特撮の方しか昭和作品が分からないので通じなかった。
これまでの登場人物に関するちょっとした補足
鹿野山有栖
実は巨大特撮が大好きであり、光線の構えが素で再現できる。
奪う力を自覚したことで自由に発揮できるようにはなったが、制御にはまだ足りない。
稲葉真白
自分の異常性を理解したうえで行動に言い訳をしない主義であり、同時にリアリストでもある。
それ故にシャハルの「自分がギャンブルに走ったのは親が全て悪い」と言わんばかりの態度を軽蔑しているフシが有るようだ。
シャハル・シャレム
弟を殺されたことで精神の均衡が崩れ始めた。
現在、精神不安定な状態になっている。
オノス・トレンマ
有栖と真白へ恐れを抱いている。
真白への感情は怒りに昇華しつつもあるようだ。
デネボラ・バンデラス
実を言うとクリスとクレアに商売を教えた師。
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