◆第一章◆ 流浪の女
◆第二章◆ イレギュラー
◆第三章◆ 遺されしもの
◆第四章◆ 存在意義 -レゾンデートル-
◆第五章◆ 決戦
◆第六章◆ 真相
◆第七章◆ 懺悔と殉難
◆第八章◆ 砂塵とともに
「当ても無いただの流れ者さ。そんな洒落たもんじゃねぇよ」
砂漠の街ミドガに現れた一人の賞金稼ぎ。彼女の名はディーン。
馬の姿を模した機械の獣――ニール――を駆るその姿に人々は不安を抱く。
その矢先、古の兵器『機構獣』が街に襲来。
子供たちが危険にさらされるも、ディーンは相棒ニールとの連携と華麗な銃捌きで機構獣を撃破し、危機を救う。
人々の理解を得て、気のままに日々を酒場で過ごすディーン。
そんなある日、舞い込んできたのは隊商の失踪事件の情報と、謎多きガンマン、ホークからの調査協力依頼だった。
事件の背後に機構獣の影を感じ取ったディーンは、ホークと共に調査へと乗り出す。
だが、これは迫りつつある脅威の前兆に過ぎなかった。
彼女たちを砂海の中で待ち受けていたものは――