この世界の真実にたどり着くためにこの世界を支える柱を一つずつ潰していくのが手っ取り早いだろう。
世界の一柱は大雑把に『神々』と『最強』が支配する”表世界”と数人の闇の帝王が支配する”裏世界”がこの世界の構造である。
表世界は最強という力で答えを出すことができるが、裏世界ではそれは大魔王や最強の一角でも困難である。
全世界に散らばる闇の帝王は裏世界の全ての情報が止まることなく流れており、その情報は『神々』や『最強』達でさえ知らないのが殆どであった。
領域外の大きな町で巨大な計画は始まったのだ。
裏世界と繋がっている組織を探し、情報を見つけることがまずの目標である。
エレクシア領域外周辺の町__そこに左翼の肆ディリア・ブラッドと同じく左翼の陸と漆のシールとピールの姿があった。
「ここだね……」
「あぁ、じゃあ俺が正面から入る……攻撃の合図を待て……」三人の前には広い敷地に大きな屋敷があった。
「ねぇねぇ、ピール」
「何、お姉ちゃん」
二人はこの異常なまでの敷地の広さに妙に気になったのだ。
そしてディリアは敷地を囲む、門を開き、屋敷へと向かった。
ギィィィ――と時が経っているのか扉が音を立てていた。
「おいッ!誰だ!」
早速お出ましのようだ。
「ここが、闇取引をしている組織か……」
何故ここが、わかったのかというと……裏世界の範囲というのは、世界中ということが予想されたので、領域内には入れないので領域外の町にしもべを置き、闇取引など怪しげな光景が見つかり、話の内容からして物品の流しだった。
「なッ、何者だてめぇ!」屋敷の奥から一人だけ出てきた男がディリアに近づいた。
「がッ――」咄嗟に顔面を掴まれ、足が床から離れた。
「質問に答えろ……」人間離れしたその筋力とディリアの殺気でこんな怖そうな男でも震え立つほどなのだ。
「がッそ、そうでふ……」
「じゃあ、吐いてもらおうか……ここのこと全部……」
すると奥から増援が出てきた。
「おい!若造……てめぇ、のこのここんな所に来たのが間違いだったな……ここの山は闇の帝王の一人であるガルザ様の縄張りだ!ここを荒らしたら必ずガルザ様がお前を殺すだろう……」
闇の帝王……まずは答え合わせから……。
「ほう……だがここにはいない。だったら貴様らがそんなこと言っていられるのも時間の問題かもなぁ!」
「お、俺達は忠告してやってんだ。今なら許してやろう……」
すると二階からシールが合図をした。
これは情報は全て手に入れたということだ。
だが資料だけじゃもの足りないだろう……。とディリアは周囲を見渡し、自分が掴んでいる男に目が留まった。
こいつでいいか……。
「いいぞ!」と声を上げ、ディリアは男の顔面を掴んだまま引きずり、屋敷を出た。
「おいッ!てめぇ!」男を連れていくのに腹を立てたのか、男達は扉を出て外に出たディリアに迫った。
その時だった。
「我が力よ……巨大樹となり、大地に穿て!破壊樹展開!」ピールがそう叫び、自身の杖を地面に刺した。
その瞬間、黒く半透明で実体のない破壊樹は屋敷の位置に立ち、巨大な破壊の力が地面に穿ち、屋敷と周囲を消滅させた。
「なッ、そんなことがッ――」一人だけ助かった男は涙を流し、そう言った。
「さぁ」再び男を持ち上げ、質問をした。
「ディリア、ここの組織は男達が言った通り、闇の帝王の一人であるガルザが統治している……そしてもしこいつが何十人いる闇の帝王の上位ならその闇の帝王を束ねる者が分かれば、裏世界全体の情報が手に入れるけど、これは予想以上に情報の手口が分からないですね。何十にも壁があります……」
「そうか、だが貴重だな、では持ち帰るぞ。それで最後に貴様に質問だ……」
「あッ――」男の頭は歪み、声に出すのがやっとのほど惨い有様だった。
「破壊――」
ディリアは男に質問をした。
「ま、まさかッ――」男は信じられないようだった。
だが知らないようだ。
「はぁ~、じゃあな」
グシャ――!!
ディリアは一握りで男の頭、脳さえも粉々にした。
「まだまだのようだね……」とピールはディリアの思いを察した。
「あぁ、そのようだな……」
「だけど見て!ディリア、屋敷の下……何かあったらしいよ」とシールが指さす方を方見ているとそこには人口的に手を加えた後があった。
「こッこれは……」
それにディリアは重視した。
「ディリア、どうする……」
「ど、どうしましょう……」
二人はディリアに問い掛けた。
「……調査続行だ!」
一方では計画は順調に進んでいた。
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