誰かに本気で必要だと思われたことない少年、双葉桜。
そんな彼は、クラスメイトに告白されたその日に、第六勇者として異世界に召喚される。
……が、勇者として召喚されたはずなのに、彼にその才能はなかった。
試行錯誤を繰り返し、勇者としての素質を、この世界に居ていいんだという理由を探し止める。
だが、そんなものは存在せず。彼をこの世界に呼んだ召喚士から告げられた言葉は……。
「君、このままじゃ殺されちゃうの」
そんな、呪いにも似た言葉だった