第一章 誕生
第二章 銘々の道
ある日
同時刻に、数人の赤ん坊が産まれた。
光の子が産まれた時は皆は祝福したが
闇の子が産まれた時は皆が恐怖した。
光の子の母は産まれた赤子を抱きしめたが
闇の子の父は産まれた赤子にナイフを突き立てた。
光の力や闇の力、もしくはその以外の力を、全ての人たちが持っているそんな世界で 世界各地に、誰よりも大きな力を持った赤ん坊たちが生まれた。
光の力を持って産まれた赤ん坊は 光の子と呼ばれ 闇の力を持って産まれた赤ん坊は 闇の子と呼ばれた。
異なる地域で産まれた赤ん坊は、対局の環境で人生を歩んで行くことになる。
この物語は
力を持って産まれた彼らの
成長を見守る物語。
そして
光が、闇を変え、育て
願いを託す物語。