雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!

日本100名城をすべて巡る!
谷島修一
谷島修一

※ 長篠の戦い~その4(完結編)

公開日時: 2022年10月18日(火) 20:02
文字数:785

※この話は、本編とは直接関係のない、おまけストーリーです。


前回までのあらすじ:

『雑司ヶ谷高校の生徒たちは隕石が落下してきて全滅し、転生した。自称女神(上杉)曰く、武田は選ばれし勇者として邪悪な魔術師ワードナと対決しなければいけなくなった。そして、ついに、やっとのことでダンジョン最下層までやって来た』


◇◇◇


 ここは、邪悪な魔術師ワードナがいるという事務所だ。


 その扉には、

『邪悪な魔術師ワードナの事務所。

 営業時間は午前9時から午後3時。

 ワードナは、現在、在室中』


 と書かれている。

 労働時間6時間とは、ホワイト企業だな。


 勢いよく扉を開ける。


 ?????「いらっしゃい」


 武田純也「ポテチ、食べてる…」


 ?????「食べる?」


 武田「お前がワードナか? っていうか、伊達先輩?!」


 伊達恵梨香「私がワードナよ」


 上杉紗夜「来たね!」


 武田「えっ?! その吸血鬼の衣装は何ですか? 上杉先輩は女神だったのでは?」


 上杉「え? アタシ、実は女神じゃなくて、バンパイア・ロードだから」


 武田「騙していたんですか?!」


 上杉「キミ、チョロすぎるよ。簡単に騙されてるし」


 伊達「じゃあ、そろそろ、この勇者を料理しましょうか」


 武田「わ! わ! 松前先輩! 最強魔術“TILTOWAIT”で吹っ飛ばしてください!」


 しかし、パーティ全員が武田の腕や足をつかまえて動けなくした!


 武田「みんなどうしたんですか?!」


 上杉「キミねえ…、キミごときモブキャラが選ばれし勇者になるわけないじゃん」


 武田「どういうことだ!」


 上杉「みんな、アタシの仲間で、キミはまんまと騙されたわけ」


 伊達「一生ここでタダ働きしてもらいましょう」


 武田「営業時間の6時間?」


 伊達「私が不在の時だから、18時間ね。その間にここにやって来る冒険者の相手してあげて」


 ブラック企業だった。


 ◇◇◇


 織田雪乃「という、舞台を思いついたんだけど、どうかな?」


 武田「需要ないと思う」


 ≪完≫

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