蝕・eclipse

山津見神の眷属である大神秀一と、山を統べるものの一族である天羽翔は、先祖返りの能力者である安倍信乃と出会い、守護者となることを約束する。

四年後。彼らの父親が立ち上げに関わる私立九十九学園の開校に向けた内覧会会場にて、信乃が学園設立反対派に連れ去られてしまう。

信乃を救出するために敵陣に乗り込む秀一。信乃を襲った敵と激戦を繰り広げる翔。廃墟の地下室に捉われる信乃。それぞれに窮地に立たされる三人。

一方、学園設立反対派の妖しの中には、信乃とよく似た少年八尋弓弦が、脱出のために手をかそうと持ちかけるのだが……。

他サイトに投稿したものの加筆修正版(観月または観月蛍名義有り)