あれ? このデ○○ルさん、部屋間違えたのか?
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夜中の11時過ぎなのに、玄関のドアベルが鳴った。
「へっ?」
また鳴った。
何だ一体?
「はい、こんな時間に誰ですか?」
「は〜い、『ぷるるん巨乳天然系萌えっ娘』から来ましたミカちゃんで〜す♥」
「えっ?」
「あの、213号室ですよね、ここ? 間違い無いですよね? 呼びましたよね、料金先払いで?」
ドアスコープから外を見ると……まさしく「ぷるるん巨乳天然系萌えっ娘」としか言い様が無い……おい、待て、下手したら二十前じゃないのか、この娘?
それに「料金先払い」とか言ってたな……。
つまり、その……誰かが呼んだ……そう云う女の子が、間違って俺の部屋に……。
うん……。
なら……。
この際だ……。
俺はドアを開け……。
「え? この団地の213号室は213号室でも、D棟じゃなくてC棟……? わかりました、他に空いてる娘は……ああ、じゃあ、今日の料金は、あたしじゃなくてリコちゃんの口座に振り込んどいて下さい。えっ? そんな馬鹿な。『カイシャ』のミスなんだから『掃除屋』さんに払う代金は『カイシャ』が出して下さいよ〜。え〜、そんな……。わかりました、『掃除代』の件は『カイシャ』に戻ってから、ゆっくり話しましょう」
標的だと思った男を縛り付けて、依頼された「処置」を終えた途端、「カイシャ」から、とんでもない内容の電話がかかってきた。
「うぐ〜うぐ〜うぐ〜」
「ごめんなさいね。貴方が本当の『標的』だったなら、チ○コ切り落すだけで、命までは奪わない手筈だったんだけど……」
そう言って、あたしは、あまりに馬鹿馬鹿しいミスのせいでチ○コを切り落された哀れな男の喉笛にナイフを振り下し口を封じた。
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