やぁ、こんにちは。それとも“君たちの世界”ではこんばんは、かな?
今日はどうしても君に伝えたい事があって会いに来たんだ。
きっと、君と僕が出会うのは初めてじゃないと思う。
けれど、君は覚えていないかもしれないね。
君が眠りへと落ちる瞬間、もしくは夢から醒める時。
不意に見る世界、それが“僕たちの世界”。
目が覚めればすぐに忘れてしまう、泡沫の世界。
けれど、君の見た世界はそこにあるんだ。
手のひらで掬い上げた水が、指の隙間から逃げるような
簡単に抜け落ちてしまう記憶の中に……。
いくつもの世界が現れ、そして消えていった。
“僕の世界”も、その一つになろうとしていたんだ。
だから僕は、“君たちの世界”に居る、ある人にこの世界を描いて欲しいと頼んだんだ。
それは、文章でも、絵でも、歌でも。なんでもよかった。
ただ、この世界が蜃気楼のように消えてゆく……。
それは、ひとりぼっちの永い時を過ごすより、辛く、寂しかった。
こうして、拙く、歪ながらも、小説という姿を得て
君に読んでもらえる事を嬉しく思うよ。
どうか、最後までお付き合いいただけますように……。
番外編第一弾! なのですが……。
これ、なろう(小説家になろう)に投稿した短編の、改変版なんだよね~。
まぁ、この連載自体、なろうからの復刻版なんですけど。
『いきなりメタネタから入るのかよ』
説明は必要でしょ? それとも飛ばす?
『あ、はい。そっすね。とりあえず説明(?)をどうぞ』
この番外編は本来この場所に入るはずだった
「物語を綴る君へ」を、短編にしたのが全ての原因なんですよ。
あ、URL張っとこ。(なろう短編→https://ncode.syosetu.com/n8396fd/)
『そのプロットを短編にしちゃったから、この連載の結末に支障が出たんよね』
俺のプロット通り進んでおけばこんな事態にはならなかったのにな~。
ってことで、語る事も他にはないので〆ますよ。
後書きは、ちょっと先の未来からやってきた、ガチャ神の上司と。
『外注な中の人、島一守でお送りしました~!
次回からは通常運転に戻ります! よろしくお願いしま~す!』
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