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戦鬼伝 この願いを叶えるためなら、命も、世界も、かけてみせる――。

イラスト:さらまんだ
公開日時:2020年10月9日(金) 20:00更新日時:2020年11月19日(木) 20:00
話数:99文字数:173,150
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あらすじ

五〇〇年前。万能の力を持つ鬼神が、命の終わりに、自らの魂を日本中にばらまいた。

そして、鬼神の魂のかけらを宿した妖怪「鬼」と、かけらを宿した人間「鬼人」が生まれた。

鬼人は、鬼を倒し、その魂を吸収して右手中指の赤い石を花の形に成長させれば、どんな願いも叶えられるほどの万能な力を得られるという。

鬼人である中学三年生の斎王 竜は自らの願いを叶えるために、毎夜、鬼と闘っていた。

一方、陰陽師の末裔である中学三年生の影宮 陽は、恋人である東条 姫とファーストキスを交わす。

その夜、竜は陽を殺すため、影宮神社へ向かう。

この出来事が、彼らの出会いが、世界を揺るがす戦いを手繰り寄せていく――。

 

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著者:鈴奈

イラスト・キャラクターデザイン:さらまんだ

装丁:兎月ルナ

 

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全てのレビュー

天方セキト
天方セキト 投稿日:12月2日

タイトルは以前から知っていたんですけどノベリズム参入にわたって読ませていただきました。あらすじからしっかりしてるので事前に物語の内容をしっかりと頭に入れれるのは良いところですね。「鬼」とかそういう妖系なので僕は読んでてワクワクしてました。

 

 昼は日常、剣道をする主人公、陽にその彼女の姫ちゃんとのいい感じの展開があって日が落ちると鬼が動き出す。もうこの展開はめちゃくちゃ好きなんですよね。妖系のミソと言ってもいいぐらいのシーンを幻想的に書いてました。お見事っす!

 

和風系のファンタジー読みたいなぁって人はこの作品オススメですよ!

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退会したユーザー ?
退会したユーザー 投稿日:10月17日

本作においては、日常と非日常の境目が溶解した状態になっている。鬼とは、いわば境目を腐蝕させる劇薬のごとき存在であろう。主人公達は差し詰め同族元素といったところか。

 一刻も早く平穏無事な日常を取り戻したい一同は、非日常を締め出し遮断せねばならぬ。しかし皮肉にも、それは自らもある種の違和感を禁じ得ない鬼神の力を大なり小なり振るう必要がある。

 鬼人にせよ鬼にせよ、それは非日常……即ちハレにまとわりつく陰のごとき存在だ。逆方向から光を当てて消さねばなるまい。

 必読本作。

1人の読者がこれを役に立ったと思っています
堅洲 斗支夜
堅洲 斗支夜 投稿日:10月16日

以前から知ってはいましたが、この度、じっくり読ませていただきました。

さすが、書籍化されている作品だなと思いました。

テンポよし、キャラの魅力よし、設定よし、描写よしと、ここまで読んで文句のつけようがありません。

続きが非常に気になる、和ロマンあふれる現代ファンタジーです。

 

是非読んでみる事をお勧めします。

1人の読者がこれを役に立ったと思っています