こうして内覧が終わった。
僕はすごく欲しかった。
けど、登記なんてできるんだろうか?
法務局のHPを確認した。
近くにある。
相談窓口というのもある。
例文等もある。
加藤さんにもらったものでできそうだ。
一度、相談窓口に行ってみた。
・・・
自分で登記できそうだった。
よし。登記は自分でしよう。
その足で病院に行った。
「こんにちは。おばあちゃん」
「こんにちは。のぶくん」
「体の調子はどう?」
「まぁ、ぼちぼちやねぇ。今日はどうしたの?」
「いきなりなんだけど、家を買いたい。今あるお金で買える家なんだけど・・・」
「えっ!どういう事?」
・・・
親が死んだ日に宝くじを買った事
それが4,000万円当たった事。
家を買っておけば家賃がかからなくて良いと思った事。
固定資産税等もかかる事は理解している事。
小さく使うと、もったいない使い方をしてしまいそうだから嫌な事。
2時間ぐらい説明した。
おばあちゃんも納得してくれた。
「それで失敗しても後悔はないんだね」
最後に聞かれた。
「うん」
はっきり答えた。
「それじゃぁ、今度、不動産会社の人と書類を持ってきておくれ。」
「わかった。ありがとう」
おばあちゃんと別れた。
ようやく、不動産を買えた。
この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。
真田信繁
高校2年生
趣味は本とアニメ
高校2年生の夏、事故で両親を亡くす
祖母以外に親族はいない
親の職業柄、お金の管理能力は超高校級
親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる
高校生ながら、家を買う
預金残高:11億4千万円(まだ、支払前)
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