かつて、日ノ本には一人の忠臣が存在していた。その男の名は楠木正成である。道半ばにして湊川で命燃え尽きた正成だったが…神の悪戯か、後世の自らの子孫に転生したのであった。
しかし、そこには自身が愛したもの達が否定された世界が広がっていた。自身が尽くした南朝もなければ、敵だったとは言え同じ皇族の北朝の天皇家すらも蔑ろにされていた。
ここに、かつて忠臣だった朝敵の仇敵への最後反抗が開始する