【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう

~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
猪木洋平@【コミカライズ連載中】

1200話 ファイアードラゴンのドラちゃん

公開日時: 2023年11月10日(金) 12:22
文字数:2,099

 古代アンドロイドのティーナとの一戦を終えた俺だが、まだ余力がある。

 そこで俺は、寝たふりをしているっぽいユナの胸を揉んでみることにした。

 横向きに寝転んでいる彼女の背後から近づき、俺も同じように寝そべる。

 そして、彼女の背後から胸へと手を伸ばした。


「んー……」


 ふにゅん……。

 大きな胸だった。

 これまでに何度もお世話になってきた胸だが、大きくなっている気がする。

 それに、弾力性も強めだ。


 おっぱいマイスターの俺の感覚は正確である。

 俺なら、目隠しをしていても愛する女性たちの胸を感じ分けることができるはずだった。

 しかし、このような胸をしている女性の心当たりはない。


「ん? いや、この感触……どこかで……?」


 俺はさらに胸を揉んでみる。

 むにむに……。

 ふにゅふにゅ……。

 ぽよんぽよん。


「これはもしや……?」


 俺はユナの胸(?)から手を離し、体を起こした。

 そして、視線はユナの身体へと向かう。


「むにゃむにゃ……」


 そこにいた者が寝言のような声を発している。

 可愛らしい声だ。

 ドラちゃんの可愛らしい声だ……。


「やはりそうか……」


 俺は確信した。

 揉んでいたのは、ユナの胸ではなくてドラちゃんのお腹だった。


「本当に……ユナとドラちゃんは仲が良いな……」


 ファイアードラゴンのドラちゃん。

 実は人間並みに頭が良いし、戦闘能力も高い。

 ただ、当初は言葉が通じなかった。


 チートスキル『異世界言語』を持つ俺が最初にコミュニケーションを取り、次に『テイム術レベル5』を持つユナが彼女をテイムを試みた。

 テイムされる側であるファイアードラゴンが協力してくれたこともあり、テイムは無事に成功。

 俺たちはファイアードラゴンを『ドラちゃん』と名付け、ミリオンズの人外構成員として連れて行くことにしたのだ。


 彼女はドラゴン形態だけでなく、巨大トカゲ形態にも変身できる。

 ユナはその巨大トカゲ形態のドラちゃんを気に入っていた。

 よく一緒にくっついて寝ているようだ。


「しかし、巨大トカゲの腹を揉んで興奮してしまうとは……。俺はいったい、どこに向かっているのだろうか……?」


 俺は自問する。

 その答えを知る者はいなかった。


「んー……、おはよう……」


 ドラちゃんが目を覚ます。

 彼女はあくびをしながら、身体を伸ばした。

 むにゅん……。

 ぽよんぽよん。

 彼女の腹が大きく揺れる。


「おはよう。ドラちゃん」


 俺はあいさつする。

 ユナはというと、まだ寝ているようだ。

 まぁ、それはそうか。

 彼女は疲労困憊だったからな。

 ドラちゃんが先に起きたのは、俺がドラちゃんを責めていなかったからだ。


「しかし……ドラちゃんも一応は女なんだよな……」


 俺はドラちゃんのたゆんたゆんに揺れている腹を見ながら言った。

 彼女はれっきとしたメスだ。

 巨大トカゲではあるが、人語を解し、感情もある。

 実年齢は確か50歳以上だったはずだが、1人で過ごす時間が多かった影響か、精神年齢は幼い。

 そして、その体は物質と魔素が複雑に絡み合って構築されているため、純粋な爬虫類ほどの『異種族感』はない。


「むにゃ……。う~ん……」


 ドラちゃんが体を起こす。

 ぽよんぽよんがプルンプルンと揺れた。

 その振動でユナの体が揺れている。


「ううむ……。トカゲとヤルのか? ヤッてしまうのか? しかし、さすがの俺もそこまでは……」


 俺は女好きだ。

 好色だ。

 ストライクゾーンはかなり広いと自認している。


 外見はロリ気味のミティ、ボクっ娘のアイリス、モデル体型のモニカ、膨らみかけのつぼみだったニム。

 スレンダーなユナ、ハーピィとオーガのハーフである小さな王女マリア、深窓の令嬢サリエ、食いしん坊貴族リーゼロッテ。

 金髪碧眼サムライの蓮華、控えめなメイドのレイン。

 それ以外にもいろいろな女性と深い仲になってきた。


 中性的な少年(?)のジェイネフェリアと風呂場でよろしくしたこともあったな。

 そして、つい先ほどは古代アンドロイドのティーナとも絆を深めた。

 だが――


「さすがに、トカゲはなぁ……」


 俺は悩む。

 トカゲは……ムリだ。

 一応はメスである上、物質と魔素が複雑に絡み合った特殊な肉体を持っているとはいえ……。

 パッと見は巨大トカゲにしか見えないドラちゃんとヤルのは、一線を超えている気がする。


「んー……?」


 ドラちゃんが不思議そうに俺を見ている。

 そして、何を思ったのか、ドラちゃんはその身体で俺の身体を包み込んできた。


「んー。タカシー。遊ぼー」


 ドラちゃんが俺の首筋に舌を這わせてくる。

 いつものスキンシップだ。

 ドラちゃんの大きな舌は、俺の首筋から耳元までを舐めてくる。


「んほっ……」


 俺は変な声を出してしまった。

 ドラちゃんの舌は器用に動き、俺の敏感な部分を責めてくる。


「ちょっ……! ドラちゃん……そこは……ダメだ……」


 俺は思わず声を出した。

 普段ならばなんてことのないスキンシップだが、今はダメだ。

 俺は今、やり場のない熱情の発散先を探していたところなのだから。


「ドラちゃん、そこはダメだって……。それ以上するなら……どうなっても知らんぞ?」


 俺はドラちゃんに警告する。

 少し強めに言ったので、ドラちゃんもやめるかと思ったが……。


「んー? 私と……何かするのー?」


 彼女はいつも通りだった。

 その無邪気な反応を見て、俺は――

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