【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう

~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
猪木洋平@【コミカライズ連載中】

468話 ユナとの初××

公開日時: 2021年11月2日(火) 12:41
文字数:2,447

 深夜にユナから呼び出された。

 彼女とともに、ラスターレイン伯爵邸の離れにある塔の頂上に上ってきた。

 そして、彼女が服を脱ぎ薄着になったところだ。


「ふう。まだ暑いわね……」


「獣化の影響だな。もう上り終えたし、一度解除すればどうだ?」


 ユナは赤狼族だ。

 獣化という特殊技能を持つ。

 彼女の種族が獣化した場合、いくつかの変化が起きる。

 体温が高くなる、身体能力が向上する、狼の耳と牙が生える、などである。


 塔を上り終えた今、獣化状態を維持する必要はない。

 解除すれば、彼女が感じている暑さも収まるだろう。


 俺は、むしろ肌寒いとすら感じている。

 この国は温暖な気候だが、深夜に高い塔の上にいると風で体温を奪われるからな。


「いえ、今はいいわ。……それよりも、私の体温を感じてみない?」


「ん? お、おおっ!?」


 ユナが俺に抱きついてきた。

 あったけえ。

 夜風で若干冷えた体が、ポカポカと温まる。


「どうかしら?」


「うん。温かくて心地いいぞ」


 彼女の今の体温は……。

 40度以上あるのではなかろうか。

 地球においては、体温が40度を超えると生死に関わる。

 確か、42度を超えるとタンパク質が凝固して確実に死ぬのではなかったか。

 しかし、今の彼女の体温はそれを超えているようにも思える。

 地球とは異なった物理法則が働いているのかもしれない。


「ねえ……。あの日、リーゼと深い仲になったのよね? 聞いたわよ」


「あ、ああ。そうだな」


 ミリオンズ内で、俺との情事の情報はある程度共有されているようだ。

 以前からそのような傾向は感じていた。


「パーティに入ったのは私のほうが先だったのに……。少しうかうかし過ぎていたかしら。私に魅力はない?」


「いや、魅力は十分過ぎるくらいあるぞ! スレンダーで可愛いし、赤い髪が美しい!」


 俺は力強くそう言う。

 ユナは細身の可愛い少女だ。

 勝ち気そうな雰囲気と赤い髪がよく合っている。


 ロリ体型のミティ、ボーイッシュなアイリス、モデル体型のモニカ、巨乳のリーゼロッテ。

 みんな魅力的だが、ユナにはまた違った魅力がある。

 もちろん外見だけではなくて、内面も素晴らしい。


「ふふん。ありがとう。でも、その割にはあまり興奮していないみたいだけど……」


 ユナが俺の下半身に視線を落とす。


「いや、ズボンの影にうまく隠れているだけさ。あまり露骨にバレるのもマズいかと思って、いろいろ工夫しているのだ」


「そうなの? なら、隠す必要はないわ。私も……」


 ふぁさっ。

 ユナが服と下着を脱ぐ。

 全裸になった。

 塔の屋上で全裸か。

 なかなか背徳的な光景だ。


「ユナの服はまた預かっておこう。……そして、俺も……」


 俺は服とパンツを脱ぐ。

 全裸になった。

 脱いだものはアイテムボックスに収納しておく。


「どうだ? 俺のモノは?」


「ふふん。確かに、大きくなっているわね。私で興奮してくれているのね」


「もちろんだ。ユナの裸を見て、興奮しないやつがいるだろうか。いや、いない」


 俺は反語を用いてそう強調する。


「よかったわ。いつもアピールしているのに、手を出してくれないから焦っていたのよ」


「そうだったのか? すまんな。こっちはこっちで、自制していたんだ」


 ユナの薄着には、普段からドキッとさせられることもあった。

 しかし、既に3人の妻と1人の婚約者がいる身で好き勝手に手を出すのも不義理かと思い、ガマンしていたのだ。


 加護の条件を満たしている者に対して自制し過ぎるのも、それはそれで不義理になるかもしれない。

 今後はどんどん手を出すべきか。

 いや、それはそれでどうだろう。


「じゃあ、さっそく……。こっちの準備はできているわ」


 ユナがそう言って、お尻をこちらに向ける。

 確かに、彼女の股からは愛液が滴り落ちている。

 準備は万全だ。


「ここでやるのでいいのか? 確かに、部屋にはみんながいるし気後れするか。2人だけでラーグの街に戻ってもいいが……」


「ここで問題ないわ。むしろ、赤狼族にとっては憧れのシチュエーションよ。高い場所で全てを開放してまぐわうのはね」


「なるほど……。では、遠慮なくいくぞ!」


 俺とユナ。

 月明かりに照らされた2人の影が、1つに重なった。


 俺たちの影が激しく交差する。

 お互いに汗だくになっている。


「あ、ああっ! タカシ、私すっごく幸せよ!」


「俺もだ! それに、ユナの中……あったかいぞ!」


 月並みな表現だが、実際のところマジで温かい。

 40度は超えているだろう。

 火魔法を極めて火耐性を獲得している俺でなければ、あそこを火傷していてもおかしくないぐらいの温度だ。


 そんな感じでしばらく愛し合う。

 そして、俺が彼女の中に出して終了となった。


「ああ……。タカシの熱いものが出ているわ……」


 ユナが満足げに微笑む。

 初体験が野外プレイ。

 なかなかハイレベルなプレイをしてしまった。

 しかも、ただの野外ではなく、伯爵家の敷地内にある塔の頂上だ。

 今さらだが、リールバッハにバレたら大事になるかもしれない。


「ふう。満足してもらえたか?」


「ふふん、もちろんよ! 昔から憧れていたシチュエーションでできて、幸せだわ。シトニやクトナにも自慢できるわね!」


 ユナが満足げにそう言う。

 また俺との情事が拡散されてしまうのか……。

 この世界の女性は、なかなか口が軽い。

 そして、たくましい。


「ああ。そういえば、ウォルフ村にも高い木があったな。そこでも今度やってみようか」


「悪くないわね! 知り合いに見られたら気まずいから、慎重にしないといけないけど……」


 俺は転移魔法陣を使用できる。

 拠点であるラーグの街にいる間は、他の街とも気軽に行き来できる。

 ミティやユナは、普段からそれぞれの故郷に帰省することもあった。

 次にウォルフ村に帰省したときには、俺とユナで泊まって、熱い一夜を過ごすことも検討しよう。


 何にせよ、今日でいよいよユナとも深い仲になったことになる。

 彼女がミリオンズに加入し、加護を付与したときから仲間として強く意識していた。

 しかし、これでとうとう彼女も俺のハーレム入りが確定したと言っていいだろう。

 彼女の親御さん、それに兄であるドレッドやジークにもあいさつしておかないとな。

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート