「さて……。無事に少年は村へ送り届けたな。いよいよ、俺たちの旅の始まりだ!」
俺は歩きながら言う。
俺の近くには、少女が一人いた。
「あの……」
「ん? なんだ?」
「どうしてまた泉に来たのですか? ここにはもう、特に用はないですよね?」
少女……紅葉が尋ねる。
ここは彼女がスライムに襲われていた場所だ。
「いや、用はあるさ」
俺は言う。
そして、紅葉の正面に立った。
「高志様?」
「バンザイしてくれ」
「え? は、はい……」
紅葉は戸惑いながら、両手を上げる。
そんな彼女の服を、俺は一気にたくし上げた。
「えっ!?」
紅葉が驚きの声を上げる。
俺はそんな彼女を無視し、そのまま服を完全に脱がした。
「は、はわわ……」
紅葉は顔を真っ赤にしながら、両手で胸を隠す。
俺は構わず、彼女の体をジロジロと眺めた。
「ふむ……」
「あ、あの……。高志様?」
「思った通りだ。スライムにやられたところが、まだ治りきっていないな」
少年が気絶したあと、先に彼女の処理をしても良かったのだが……。
少年が意識を取り戻すタイミングが読めなかった。
そこで、紅葉には悪いが先に少年を村へ送り届けたというわけである。
「は、はい。ちょっとかゆいです……」
紅葉は恥ずかしそうに言う。
そんな彼女の体を、俺はまじまじと観察した。
「あ、あの……。そんなに見られると恥ずかしいです……」
「ああ、悪いな」
紅葉が恥ずかしそうに言うので、俺は素直に謝る。
彼女の年齢は……12歳ぐらいだろうか?
胸はまだまだ小さいが、ほのかに女性らしい膨らみができている。
正直、魅力的だ。
俺のストライクゾーンは広い。
十分に射程圏内である。
だが、 俺は必死に自制する。
紅葉はさっきの少年に迫られて怖がっていた。
それを助けた俺までもが彼女を怖がらせてはいけないだろう。
俺は彼女のボディに興味なさげな雰囲気を出しつつ、言う。
「子どもが恥ずかしがる必要はないさ。俺が、君の体を洗ってあげよう」
「えっ!?」
紅葉は驚く。
そして、すぐに首を左右に振った。
「だ、ダメです!! そんなの……!」
「どうして?」
「え……? あ、あの……それは……」
紅葉は言いよどむ。
そして、小さな声で言った。
「わ、私……その、まだ覚悟が……」
「覚悟? ふふ、スライムの粘液を落とすだけだ。別に変なことをするわけじゃないぞ?」
「で、でも……。あの……その……」
紅葉は耳まで真っ赤にする。
このままでは埒が明かない。
俺は素早く服を脱ぐ。
そして、紅葉の体を抱き上げた。
「ちょっ……! た、高志様! 恥ずかしいです!!」
「まぁ、そう言うな」
俺はそのまま泉に入っていく。
そして、彼女をそっと水面に浸からせた。
「はうぅ……。恥ずかしい……」
紅葉は両手で顔を覆う。
気分的には、異性と混浴しているようなものだろうか?
だが、今はまだ共に浸かっているだけだ。
本番はこれから。
俺は、彼女の体を洗い始めた。
「あっ……。そこは……」
「心配するな。俺に任せておけ」
「うぅ……」
紅葉が声を漏らす。
俺は構わず、彼女の体を洗っていくのだった。
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