【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう

~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
猪木洋平@【コミカライズ連載中】

736話 脱衣ポーカー

公開日時: 2022年7月31日(日) 12:12
文字数:2,022

 薄幸の少女ノノンがギャンブルで追い詰められている。

 資金が完全にゼロになった彼女は、自分が着ている服を1着あたり金貨1枚分のチップとして賭けることになった。


「ロッシュの頭! 出入り口は固めました!」


「これで万が一にも逃げられませんぜ」


 男たちがそう言う。

 ロッシュは満足気にうなずき、ニヤリと笑みを浮かべた。


「さあ、始めようか。こっちが賭けるチップは金貨1枚分。嬢ちゃんは、服を1着だ。特別ルールとして、レイズとドロップは無しとする」


「はい……」


「んじゃ、手札交換をしろ。まずは嬢ちゃんからだ」


 ノノンは震えながらカードを3枚交換する。


「次は、俺だ」


 2枚のカードをテーブルに置いたロッシュがそう言う。

 ノノンは恐々と自分のカードを確認する。

 彼女の手札は……ワンペアだった。


(これじゃ……勝てない……)


 ノノンは絶望的な気持ちになる。


「おら、早く手札を公開しな」


「うぅ……。ワンペアです」


 ロッシュは自分のカードを見る。


「はっ、残念だな。俺はスリーカードだ。俺の勝ちだな」


「……」


 ノノンは何も言えない。


「さて、嬢ちゃんの負けだ。約束通り、服を脱いでもらうぞ」


「うっひょー! 脱げ、脱げ!」


「まだガキだが、顔は可愛いから見ものだぜ」


「シャツを脱ぐのか、スカートを脱ぐのか。どっちなんだ?」


「早くしろよー!」


 観客たちが口々に囃し立てる。


「ぐすっ……。スカートです……。脱ぎます……」


 ノノンは涙ぐみながら、着ていたスカートに手をかけた。

 だが、手が震えておりうまく脱げない様子だ。


「はぁ……。面倒くせえな。おい、お前ら。手伝ってやれ」


「へへ、了解です」


「ストリップショーの始まりだぜ」


 ロッシュの部下たちは下卑た笑い声を上げながら、ノノンの周囲に集まる。

 そして、彼女の両手を掴んで立たせ、無理やりバンザイの姿勢を取らせた。


「あっ……、や、やめてぇ……」


 ノノンが怯えの声を上げる。


「さて、それじゃ早速見せてもらおうか。お前がどんなパンツを履いているか」


 男の言葉に、ノノンの顔が真っ赤に染まる。


「そ、そんなこと、言わないでください……」


「いい加減に観念しな。ほら、お前らも早くスカートを取り上げろ。なにせ、金貨1枚の高級スカートなんだからな」


「へい!」


「へへ。覚悟を決めな」


「ああ……。だめ……」


 ノノンの抵抗も虚しく、彼女の小さな両手首は男たちによって押さえつけられている。


「ぐすっ……、ごめんなさい。お父さん……お母さん……」


 ノノンは涙を流し、顔を背ける。

 彼女は後悔していた。

 ギャンブルなんて、素人が参加するようなものじゃなかったのだと。


 だが、今さら悔やんでももう遅い。

 男たちの手によってガバッとスカートがめくられる。

 ノノンの可愛らしい純白の下着が露わになった。


「おお、こいつはいい眺めだぜ」


「小便臭いガキには勿体ねえくらいの上物だな」


「今日までの勝ち分で新調したのか?」


「この歳でこんなに綺麗な白いパンツを履ける奴はそうはいねえぜ」


「うっ……。ううっ……。ううっ……」


 ノノンは嗚咽を漏らしながら、悔しさに歯噛みする。


「はっ! 泣きべそかいてる暇があったら、次の行動を考えな! おい、早くそのボロスカートを脱がしちまえ」


「へいっ!」


「ひっ……!」


 男たちの手が伸びてきて、ノノンのスカートを剥ぎ取ろうとしてくる。

 ノノンは改めて抵抗するが、力では敵わない。

 あっという間にスカートを剥ぎ取られてしまった。


「へへ、次の勝負が楽しみだなあ?」


「次負けたら、シャツかパンツを脱ぐことになるぜ」


「ひゃははは! やべえ! ガキだと思っていたが、こりゃ楽しくなってきたぜ!」


 観客たちの興奮が高まっていく。


「さあ、次だ。手札交換をしろ」


 ノノンは涙を拭い、震える手で手札を交換した。


「ううっ……。ぐすっ……」


「はっはっは、そう落ち込むなって。まだまだこれからなんだからよ」


「そうだぜ。それにしても、嬢ちゃんは運が悪いな。せっかくの最後の財産も、残り2枚か」


「次はどっちを脱ぐことになるんだろうな?」


「ま、それは後のお楽しみだな」


 観客たちが好き勝手に盛り上がっている。


「よし、手札交換が終わったな? なら、手札を公開しな」


「はい……。ワンペアです……」


「はっはっは、またワンペアか。これで2連続だな。対する俺のカードは……」


 ロッシュはニヤリと笑ってカードを見せる。


「ツーペアだ。俺の勝ちだな」


「ううぅっ……」


 ノノンは自分のカードを見て、絶望的な表情を浮かべた。


「さて、どうするか……。次はどっちを脱ぐんだ? 諦めて両方脱ぐのでもいいぜ? その方が早い」


「ううっ……。ぐすっ……」


 ノノンは俯いて何も言えない。


「おいおい、まさか本当に両方とも脱ぐのか?」


「ひゃはは! そりゃいい! 物事には諦めが肝心だ」


「いいぞー! 脱げー!」


「「脱ーげ! 脱ーげ!」」


 観客たちが囃し立てる。


「くくく……。こんなガキで興奮するとは、仕方のねえ野郎どもだぜ。ほら嬢ちゃん、早く決めろよ」


 ロッシュは笑みを深めながら、ノノンに選択を迫ったのだった。

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