【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう

~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
猪木洋平@【コミカライズ連載中】

1478話 服を脱いでくれ

公開日時: 2024年8月17日(土) 12:11
文字数:1,055

「流華、ちょっといいか?」


「ん? なに、兄貴?」


「服を脱いでくれ」


 俺は流華に指示を出す。

 すると、彼は驚いたように目を見開いた。


「え? ふ、服を……!?」


「ああ」


 流華は顔を真っ赤にする。

 おっと、配慮に欠けていたか……。

 彼はまだ少年だ。

 必殺技『エンプフィントリヒ・ユングフラウ』のとある制約を満たしているぐらいだし、羞恥心を捨てきれない年頃だろう。

 少し前に大胸筋などを確認した際にも、かなり恥ずかしがっていた。


「すまない、流華。嫌だったらいい」


「い、嫌じゃないけど……! で、でも……恥ずかしいよ!!」


「大丈夫だ。男同士だし気にすることはない」


「お、男同士って……。オレは……」


「……? ああ、紅葉のことか。確かに、同年代の女の子の前で裸になるのは抵抗があるだろうが……」


「えっと、そうじゃなくてさ……。その……」


 流華が言いよどむ。

 何か、彼の中で葛藤が起きているのだろうか?

 よく分からない。

 紅葉に対して、特に意識はしていないのか?

 紅葉はとても可愛いし、当然のこととして少しぐらい意識しているものだと思っていたが……。


「流華、どうしたんだ? 俺は何か気に障るようなことを言ってしまったか?」


「いや、そうじゃないよ! ただ、その……」


「……ん?」


 流華はモジモジと身体を動かす。

 だが、彼は意を決したように顔を上げると、服に手を伸ばした。


「わ、分かった……。兄貴が……その、見たいなら……。オレ……!」


 流華は顔を真っ赤にしながら、服を脱ぎ捨てていく。

 そして、一糸まとわぬ姿となった彼は……


「こ、これでいいの……?」


 そう言って、恥ずかしそうに俺を見上げた。

 前の町で彼を保護してから、もう2週間以上が経過している。

 失われた右手首は少しずつ回復しているし、全体的な肉付きも良くなってきている。

 だが、やはりまだ少年だ。

 未熟な部分が随所に見て取れた。


「ああ、それでいい」


 俺は頷く。

 流華の身体はまだまだ未成熟だ。

 彼も、男としてそれを恥じているのだろう。

 顔や首筋が真っ赤だ。

 それに、彼は手で股間をガッチリと隠していた。

 必殺技『エンプフィントリヒ・ユングフラウ』のとある制約を満たしているわけだし、おそらく彼のアレは俺の妖刀村雨に比べて、かなり小さいのだろう。


「あ、兄貴……! オレ……!!」


 流華は涙目で俺を見る。

 羞恥心が限界に近付いているようだ。

 これ以上は可哀想か……?

 だが、肝心の効果をまだ確認できていない。


「流華、すまないがもう少しだけ我慢してくれないか?」


「う……うん……」


 流華は力なく頷く。

 よし、ならばこのまま続けてみよう。

 次のステップは……

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