ヒーローに憧れていた幼稚園、だんだん夢が分からなくなって、人付き合いも苦手になって、高校1年生になった切原永利は周りの声を遮断するようにイヤホンをつけ、お気に入りの曲を聴いて過ごしていた。
そんなある日、学校の廊下で高級感あるカッターナイフを拾う。そこには同じクラスメイトの美須ニアの名前が彫られていた。返そう、素直にそう思った永利だったが、突然学校に現れた黒服の男達。彼らは永利を誘拐してしまう……――。
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