「ほら、早く言え」
俺が促すと、ついに我慢できなくなったのだろう。
メスタの口から声が漏れ出る。
「……死にたくない……」
その声を聞いて、場にいる全員が失笑を漏らしていた。
もちろん俺も例外ではない。
そんな俺の態度をどう勘違いしたのか、必死に命乞いを始めるメスタ。
「……お願いします……!! もう逆らいません!! 何でも言うことを聞きます!! だから、殺さないで――」
「何を勘違いしている?」
メスタの命乞いを、俺は一蹴した。
俺の言葉の意味が理解できないようで、キョトンとする彼女に向かって言う。
「――お前は雌豚だ。豚らしく命乞いしてみろと、俺は言ったつもりなんだがな」
その言葉を受け、彼女の目が見開かれた。
そしてすぐに、彼女は行動に移す。
「ぶひぃぃいぃいいいっ!!」
それはまさに雄叫びだった。
いや、鳴き声と言った方が適切だろうか?
どっちもどっちだな……。
「ぶひぃっ! ぶもぉぉおっ! びぎぃぃぃっ!!」
四つん這いになり、尻を高く突き上げて左右に振りまくる。
その姿はさながら発情期の豚そのものといった感じだ。
いや、豚よりもみっともないか?
どちらにせよ、今のこいつに人としての価値はないな。
人間の尊厳すらない。
まぁ、雌豚なのだから当然ではあるのだが。
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