俺とリリアの高速飛行により、目的地の近郊には無事に到着した。
しかし、女性が漏らしてしまったようである。
何やらオムツというめずらしい代物を履いているそうだ。
「えっ!? あ、あの……。予備は持ってきていなくて……」
「ふむ? では、お前さんが着ているものを見せればよかろう」
リリアがこともなげにそう言う。
「今付けているものを? ……は、恥ずかしいです」
女性の顔が赤く染まる。
「別に構わんじゃろ? 減るものでもないんじゃ。それに、ライルも興味津々みたいじゃぞ?」
「そ、そうなのですか? ライル様?」
リリアの言葉を聞き、女がこちらを見てくる。
俺は無表情のまま、コクりと一度首肯する。
「…………。わかりました。では、ご覧ください」
女が覚悟を決めたように、スカートの裾に手をかける。
そして、ゆっくりと持ち上げていった。
「ほう。これは中々に……」
「うーむ。このような下着は始めてみたのぉ。モコモコしておるようじゃ」
リリアと二人で感想を言う。
女性の下半身は白い布地で覆われていた。
普通の下着とは違い、モコモコしており、股間一帯をすっぽりと覆っている。
「興味深いな。漏らした小便は、どこにいったんだ?」
「え、ええと……。この分厚い生地により吸収するようになっているそうです……」
女性が顔を真っ赤にしてそう言う。
「ふむ。ここか」
俺はオムツのモコモコしている箇所に手を伸ばす。
「なるほど。確かに、吸水しているようだな」
軽く手を触れてみると、若干の湿り気が伝わってきた。
「あ、あぅぅ……」
女が消え入りそうな声を出す。
「ライルよ。あまりいじくり回すでない。こやつが可哀想であろう」
リリアが俺の肩を叩く。
「む。それもそうだな」
俺はパッと手を離す。
「はあ、はあ……。ラ、ライル様ぁ……」
女がその場にへたり込む。
「大丈夫か?」
「あ、はいぃ。らいじょうぶれふぅ~」
呂律が回っていない。
なんでだ?
「まったく、仕方のないやつじゃのう」
リリアがため息を吐く。
「ライルに触れられて、この女は発情したようじゃ」
「え? 触ったといっても、ほんのちょっとだぞ? しかもこの分厚い布越しだし」
特にいやらしい触り方をした覚えはない。
「ライルのような強者を間近で感じれば、その種を受け取りたいと思うのはメスの本能じゃ」
「ううむ。そういうものなのか……?」
S級スキル竜化の副作用の1つかもしれない。
「まあいい。発情してないで、さっさといくぞ」
「は、はいぃ……」
女性が力なくそう答える。
しかし、足腰がおぼつかないようだ。
どんだけ発情しているんだ。
これは一度、発散させてやる必要があるかもしれない。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!