「2人とも、上出来です。さぁ若様、反撃開始ですよ」
「もちろんあたいも協力するぜ。ライル様」
「ああ、ありがとう! ロゼリア、ルーシー……それに、みんな!! 俺たちは竜族の支配なんざ受けねぇってことを思い知らせてやろう!!」
ライルが吠える。
この場には、彼の眷属が集結していた。
ルーシー、レスティ、ロゼリア。
サテラ、ミルカ、スピカ、アイシャ。
キーネ、シャオ、そしてガルド……。
彼女たちは、それぞれ方向性の違う感情をライルに向けている。
だが、今この場においてはリリア打倒に向けて結束していた。
ライルたちは、リリアに向き直り戦闘態勢を取る。
「ちっ……。下等種族どもめ! よかろう、かかって来るのじゃ!! 返り討ちにしてくれる!!」
竜王リリアが叫ぶ。
そんな彼女に、ライルたちは飛び掛かったのだった。
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