「大人しく王位を譲るのが身のためだぞ?」
「断固として認めん! どこの馬の骨とも分からん奴に、国王の座を譲ってたまるか!!」
「どこの馬の骨ねぇ……。その点は安心しろよ、父上」
俺はバリオス王の耳元で囁く。
「お前と同じ血の流れる奴だよ」
「なにっ!? ど、どういうことだ?」
バリオス王は目を見開いて驚く。
俺はニヤリと笑った。
そして、玉座の間の入り口あたりに向けて叫ぶ。
「おい! 入ってこい!!」
「は、はいっ! 失礼いたします!!」
謁見の間の入り口から、一人の少女が入ってきた。
彼女は俺の前で跪く。
「お、俺をお呼びでしょうか?」
「ああ。お前を呼んだんだよ、この俺がな」
俺はそう言って笑う。
そして、少女の腹に蹴りを喰らわせた。
「がはっ!?」
「呼んだらすぐに来いよな。2秒の遅刻だぞ」
俺は彼女の髪を掴む。
続いて、彼女の顔を俺の股間前へと持ってきた。
「いつも通りにしろ。そうしたら、今日のところは勘弁してやる」
「は、はい……。畏まりました……」
少女は俺の命令に従い、俺の股間に顔をうずめる。
そして、奉仕を始めた。
「き、貴様らっ! 伝統ある玉座の間を何だと思っている!」
バリオス王は激昂して叫ぶ。
俺は再び彼の足を貫いた。
「があああああっ!?」
「うるせぇなぁ。お前が文句を言うから、ブリケード王家の血を引く者を呼び出してやったんだろうが」
読み終わったら、ポイントを付けましょう!