S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い。お前たちは、俺たちの属国として面倒を見てやるよ

猪木洋平@【コミカライズ連載中】
猪木洋平@【コミカライズ連載中】

110話 夜

公開日時: 2022年9月29日(木) 10:34
文字数:1,164

 宴会が終わる頃、村長が7人の女を連れてやってきた。

 10代後半から20代前半くらいの者が多い。

 だが、下はまだ10代前半の者から、上は30代後半の者もいるようだ。


「一夜だけの関係だぞ。それでもいいか?」


 俺はルーシーの蘇生に向けていろいろと動く予定だ。

 こんな山村にいつまでも構っているわけにはいかない。


「あぁ、ありがとうございます。ライル様!」


「ぜひ! よろしくお願いいたします!」


「どうか私たちをお使いください!」


「一生大切にしますので」


「ライル様に身も心も捧げます」


 口々に礼を言う女たち。

 一夜だけと言っているのに、”一生”だとか”捧げる”とか大げさなんだって。

 俺は呆れ気味に息をつく。


「わかったわかった。じゃあさっさと始めようか。俺は明日も用事があるんだ。早めに終わらせるぞ」


 俺はそう言って、7人の女たちと寝所へ向かう。


「では、私から……。あっ、名前をまだお伝えしておりませんでした。私の名前は――」


「いや、いい。いちいち覚えてられないしな」


「そ、そうですか……」


 名乗らせてもいいのだが、こんな辺境の村娘まで覚えていられない。

 サテラとサティの名前を覚えるだけで精一杯だ。

 せめて、体付きは覚えてやるか。

 俺は女たちの全身を隈無く確かめていくことにした。


「ほうほう……。なかなか良い体をしているな。特にここなんか……」


 俺はそのうち1人を選んで、胸に手を伸ばした。


「あん……。ライル様ぁ~」


 俺の手が柔らかい胸に触れると、彼女は甘えた声を出す。


「ほら、みんなも触らせてくれ」


「はい! ライル様」


 俺が命じると、他の6人も集まってきた。


「うむうむ」


 俺が全員を満足させている間、彼女たちはひたすらに甘い吐息を漏らし続ける。

 そして、俺がひとしきり楽しみ終えた後、女たちは皆、嬉しそうに顔を見合わせて微笑んでいた。


「ふぅ……これで終わりだな」


 女たちが裸のまま、幸せそうな顔で横になっているのを見て、俺は立ち上がった。

 まだ俺の猛りは収まってはいない。

 へばっている女たちを無理やり起こすのもいいのだが、それよりも良い解消方法がある。


 ガラッ。

 俺は扉を開く。


「よう。サテラ。覗きとは感心しないなぁ? んん?」


 そこには、顔を真っ赤にしたサテラがいた。

 どう見ても、一部始終を覗いていたとしか思えない。


「す、すみません……。サティを寝かし終えたので、ライルさんの様子を見に行こうと思ったんですけど、まさか、こんなことになっているなんて、思いもしなくて。あの、ごめんなさい」


 しどろもどろに言い訳をするサテラ。

 こんな風に慌てる姿は珍しい。

 これはいいものを見た。


「ふふふ。まぁ細かいことはいい。それよりも、お前もこっちに来い。次はお前に相手してもらうとするか」


「えぇ!? わ、わかりました」


 俺はサテラにそう告げると、彼女の肢体を味わい始めた。

 こうして、夜は更けていったのだった。

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