俺とレスティはリリアやキーネたちと合流する。
「よし、じゃあ行くぞ。ミルカの村にな」
「うむ。あの娘に会うのも久しぶりじゃの」
「元気にしているでしょうか?」
「私は初対面です。ライル様が田舎につくった愛人との序列関係をしっかりとしておきましょう」
リリア、アイシャ、サテラがそれぞれの反応を示す。
俺から見ればサテラも『田舎につくった愛人』のようなものだ。
しかしまぁ、俺の第一子サティを生んだことも事実。
一応、彼女にも立場というものがあるので、あまり突っ込むのは止めておくことにする。
俺たちは森を進んでいく。
しばらく歩くと、目の前に木でできた柵が見えてきた。
「あれが村の入り口でしょうか?」
「ああ、そうだ。見覚えがある」
サテラの問いに俺は答える。
やがて、門の前にたどり着いた。
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