『人は成長してこそ生きる価値あり』と誰かが言った。
ならば、幼少期から成長しないまま生きていけば、その人はどうなってしまうのか?
それはそうと、世の中には『陽キャ』『陰キャ』という言葉がある。そして『リア充』『キョロ充』『非リア』なる言葉もある。
さて、この作品の主人公は自称『陽キャ』である。
だが『リア充』ではない。
私は『陽気なリア充』は嫌いだが、本作主人公はそうではない。自分でそう思っているだけの小物で、ただのチンピラだ。
つまり、この作品は檻の中の愚者を外から眺める気持ちで読むと、この上なく楽しめる。たまに檻から手を出して常人に危害を加えようとするのが難点だが。
ざまぁもあるよ!