堅洲 斗支夜さんの作品レビュー

堅洲 斗支夜
堅洲 斗支夜 投稿日:11月2日

かねてより気になっていた作品ですが、気を付けないと一気に読んでしまいます。

いわゆる『ファンタジー』というと、昨今はもうライトノベル的な、またはweb小説的な派手なものを思い浮かべる人が多いと思いますが、この作品はファンタジー本来の『異なる世界を旅する』感覚にじっくりと没入できます。

 

世界の作り込みが丁寧で、歴史の痕跡やその世界の人々の営みがそのまま感じられ、腑に落ちる設定の数々は、舞台装置にとどめるにはあまりに惜しいファンタジー世界本来の魅力が良く出ており、このようなファンタジーでしか得られない心の養分に飢えている自分には、全く心潤う読書となりました。

 

広義のファンタジーを書こうとしている作者さんには勉強になり、またそのようなファンタジーを求める読者さんにも、良い読書体験となるでしょう。

ファンタジーにはこのような魅力もある、という良い例です。

 

是非一読を!

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