トイレのうえには

扉を開けたら、そこは思い出
シュシュ
シュシュ

トイレが消えた3

公開日時: 2021年7月11日(日) 15:38
更新日時: 2021年7月13日(火) 01:39
文字数:255

「もう高校生なんだから、おしゃれもしないとね。」


うわ、言われると思った。と思いながら小さくランは頷く。私の祖母はものをはっきり言う方で、まあまあ、図星めいたことも言われる。その後祖母の一人話が続き、ランは面倒くさくなったため、今だ!と思いたがらトイレへ向かった。


カラン カラン。


扉の鈴の音がなる。懐かしい音を聞きながら

トイレへ入る。


「え…?」


ランは体を止めた。

なぜ?そう、なんとそこには、トイレではなく枕、布団、机などが置かれ、トイレが消えていたのだ。ランは困惑する。


「おばあちゃん!なにこれ…。トイレは…!?」



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