(お願いだから…もう1人にしないで…)
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……
……P…Pi……ピピっ…‼︎
「…朝か…」
最近なんだか変な夢しか見ない…
ちょっぴりシリアスな連ドラの見過ぎなのかも知れない…そんな事を思いながら僕は、んーっ!と身体を伸ばして目覚めを促した。
窓からは燦々と太陽の光が差し込み、清々しい朝を彩っていて…
その光に誘い込まれるように、僕はカーテンを開け、ベランダへ足を踏み入れ、心地よい空気に触れた。
僕の名前は紡
今日は大学へ初めて通う日。大学ではどんな出会いがあるのかな…っと楽しみな反面、友達とかすぐに出来るのだろうか…とちょっとした不安な気持ちもある、どこにでもいるような男の子だ。
「いい出会いがあるといいな…」
そんなことを口にしながら僕は、部屋に戻り大学へ向かう準備を始めたんだ。
この時はまだ…この大学生活で、人生を大きく変えるような出会いをするなんて、微塵も考えたりもせずに…
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