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イマジナリーフレンド

公開日時:2020年9月30日(水) 19:10更新日時:2020年10月26日(月) 19:10
話数:28文字数:108,540
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あらすじ

 酔いつぶれてタクシーに乗った佐々木は、気がつくと見知らぬ町にいた。「二段坂」その町はとても奇妙なところだった。住人たちは、とある少女のために機械的に働いていたのだ。

 丘の上の花畑にある綺麗な家に住み、おもちゃや絵本を与えられ、警官が危なくないようにと見回りをしてくれている。何不自由ない待遇を受けているように思えたが、少女は佐々木が二段坂を訪れる直前に自殺してしまっていた。それでも日常になっている役割をやめない住人たち。そして、次々に起こる殺人事件。

 どうして少女は自殺をしてしまったのだろうか。

 

※ノベルアップ、カクヨム、エブリスタ掲載作品

(最終話まで予約済みです)

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堅洲 斗支夜
堅洲 斗支夜 投稿日:10月26日

経過は割愛するものの、酔って目を覚ましたら全く知らないシチュエーションの世界に閉じ込められた形で始まる物語。

 理不尽で謎の多い展開になるものの、どこか心因性、または内因性を感じさせる危うさが、強引な謎の解明を押しとどめさせようとする雰囲気があり、そのせいで読者は物語の経過を注意深く読み進める気になる、という見事な構成で物語が進んでいきます。

 果たして、この町に横たわる謎とは何なのか?そして、なぜ主人公は巻き込まれたのか?

 死んだとされる少女の謎と共に目の離せない作品です。

 とてもおすすめ!

3人の読者がこれを役に立ったと思っています