地球連邦国の発足を阻害しようとありとあらゆる国の大企業は合併し軍需産業体へと変貌した。
軍需産業体は六つの巨大企業へと集約され地球連邦国に対抗するために新兵器開発を急いだ。
双方は人型産業用ロボットを改修し人型軍事用ロボット――ギアードウォーリアに辿り着いた。
進むべき未来は地球連邦国の大義か。それとも腐敗を懸念する六つの巨大企業の予想か。
これは宇宙覇権を争うべくして起きた第三次世界大戦へのお話である。
果たして宇宙進出に地球連邦国は本当に必要なのか。その是非が問われようとしていた。