ど田舎少女の荒廃世界冒険譚『第7特区』

(神挿絵あり)ネジ緩め、お胸控えめな最強少女のギャグ × ライトSF × ダークファンタジーをどうぞ
Ananculs A
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第26話 少女と選定終了

公開日時: 2021年6月11日(金) 20:05
文字数:1,153


「それでは、選定試験を終了する。なお、一定以上のチップを持たずに離脱したもの、目標(人形)を庇えず戦線を離脱しなかったものは、スコアを大幅に減点する。スコアと選定結果は後日、君たちのマイクロチップにて送信する。以上だ」


「承知しましたっ!」


 長かったああ!!でもちゃんとクリアできたし、あとは明日の結果を待つだけかあ!ふうううー久しぶりにカリーナに会いたいなあ。会いに行こうかなっと。


「ナギちゃん。何だか表情が明るいわね。フフフッ」

「おっ、ナオミん!」

「ナオミん? 私の名前でしょうか」

「そっ! ナオミんも元気そうだけど、クリアできたの!?」

「フフフッそれは明日のお楽しみ、ですわ」


 それもそうだ、あっ、でもマシューが居ないなあ、まああいつなら大丈夫でしょ! よーし、14階層いこーっと!

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 という感じでエレベーターでシャーっと14階層まで行くのだ。隣の軍人さんグループが無言過ぎて、若干怖い……。ドアが両側にビューンっと開いて、14階層にやってきた。相変わらず、すぐのところにゴツい門があって、見張りがおる。


「許可証。もしくは面会人を」

「はい、カリーナさんに会いたいのですが」

「あぁ、精鋭部隊の隊長カリーナか。現在彼女は任務に就いている。当分は施設には戻らないとの事だ。すまないが、立ち去りたまえ」


 えぇぇ……。せっかく、試験が終わって14階まで来たのに、まあこういう日もあるよね、軍人だし、忙しいんだろうなあ。私は自分の部屋に戻ってゴワゴワしたベッドで爆睡した。

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 選定試験とスコアに基づいた順位が、次の日に発表された。


「それでは選定試験の結果とスコアの順位だ。残るは本試験のみになる。選定試験が終わったからといって、気を抜くなよ。では以上だ」


 という感じで、マイクロチップにメールが送られてきた。


 えっーと私の名前は、あった!




 序列1位: シンリ 判定:All rounder (全ポジション適正有り)


 序列2位: レイン 判定:オペレーター、シューター、ディフェンダー


 序列3位: ナオミ 判定:ヒーラー、シューター


 序列4位: サビ 判定: ストライカー


 序列5位: ナギ 判定: ランナー、ストライカー


 序列6位: コルネロ 判定: ディフェンダー、オペレーター


 序列7位: ゾローグ 判定: ディフェンダー


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 序列21位: マシュー 判定: n/a


 私の判定結果にも驚いたんすけど、それよりもマシューが最下位?それにn/aって何?どうなってるの?だがしかし、慣れない液晶でメールをしたら、カリーナからは、”おめでとう” と一言ひとことだけ返信が返ってきたのだ。


 

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