神奈さんとアメリちゃん

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第五百七話 スモーク・スモーク!

公開日時: 2022年2月25日(金) 21:01
文字数:2,143

 朝、例によって、LIZEで皆さんにご挨拶なう。


 で、しばし雑談していたわけですけれど……。


「今日のごはん、何にしましょうねー?」


 毎日の食事は、お母さんの悩みのタネ。


 アメリは、だいたい何でも美味しいと食べてくれるけど、やはり、バラエティに富んだ料理を、食べさせてあげたいというもの。


「燻製なんていかがです?」


 そうおっしゃるのは、優輝さん。


「私、それ用の器具とか持ってませんで……」


「ああ、フライパンとお茶っ葉で作れますよ」


 ええー!? なんですとー!?


「そうなんですか?」


「はい。もっとも、ほぼ乾煎りなので、鉄フライパンか、もうダメになったフライパン使ったほうがいいですけど」


 そう言って、詳しいやり方を教えてくれる彼女。


「で、ですね。燻製は水分が大敵なので、材料を冷蔵庫で十分乾かしてください」


「参考になりますー」


 面白いことを知ったな。よし、今日は燻製を作ってみよう!



 ◆ ◆ ◆



 いつものスーパー。明日の朝ごはんと、今日のお昼ごはん。そして、夜に作る燻製の材料を買っていきましょう。


 まず、ベーコンブロック。次に、煮うずら卵。プロセスチーズ、ナッツ類も。


 皆さんに配りたいから、たくさん買っていこうかな? とくに、かくてるの皆さんには、ここ最近のお礼返しがしたいところだったし。


 ヨシ!


「アメリシェフ。明日の朝は、何を作りますか?」


「おお? んー……ハムエッグ作るー」


「りょーかーい」


 じゃあ、お昼はキャベツを使う料理……。野菜炒めでも作りましょうかね。


 あとは、みんなの飲み物とお菓子を買って……。


 よーし、お会計~!



 ◆ ◆ ◆



「「ただいまー!」」


 アメリちゃんと一緒に、合唱。


 じゃ、手洗いとうがいして、燻製の仕込みをしていきましょう。


 ベーコン、うずら卵、チーズは冷蔵庫で乾燥させてっと。あとは、晩ごはんの時間まで放置でOK!


 じゃ、お昼まで仕事してますかー。



 ◆ ◆ ◆



「では、失礼します」


「またねー!」


「はい。また明日。お疲れ様でした」


「ばいばーい!」


 押江先生と、ミケちゃんをお見送り。クロちゃんは、いつものように一足先に帰宅しています。


 さーて、炊飯の準備しーましょ。


 お米入れてー、お水入れてー、炊飯ポチー!


「じゃ、寝室に戻ろうか、アメリちゃん」


「はーい」



 ◆ ◆ ◆



 お仕事すいすい。アメリちゃんは、おなじみ「スポンジ・トム」を視聴中。アメリ、ガリ勉ってわけでもないのよねー。ほんと天才なんだなー。


 お。スマホのアラームが。ごはんが炊けましたか。


「アメリちゃん、ご飯が炊けましたよー。作りにいきましょ」


「らじゃー!」


 BDとテレビの電源を落とす愛娘。私も、作業を保存して、PCをスリープモードに。


 そいじゃ、行きまっしょい!



 ◆ ◆ ◆



 今日も今日とて、脳内に流れる、三分でクッキングするBGM。


 じゃ、はじめましょー。


「アメリシェフ。ごはん切っといてもらえますか?」


「はーい」


 で、私は燻製の準備をするですよ。


 まずは、捨てようと思って忘れていた、テフロンがすっかりダメになってしまったフライパン。まさか、こんなところで役に立つとは。


 これにアルミホイルを敷きまして、その上にお茶っ葉を載せてー。で、網。これは、魚焼きグリルので代用。


 で、ベーコンブロックを食べやすい大きさに切って、ほかにはうずら卵、チーズ、ナッツをオン!


 チーズはアルミホイルの上に。ナッツはアルミホイルの器の上に載せるのがポインツ。


 あとは、それらをアルミホイルで覆って、弱火で七分。……おおう、香ばしい匂いが。


 横では、アメリちゃんが、キャベツのお味噌汁を作っています。


 二人で雑談しながら作っていると、まずお味噌汁が完成!


「できたー!」


「お疲れ様~。こっちは、あとちょっとかな」


 タイマーを見る。


 そして、お時間!


 火を止めて、五分放置するんですって。再びタイマーセーット!


 もう火は使っていないので、テーブルでアメリと一緒に猫動画を視聴。アメショってほんと可愛いなあ……。ま、アメリが一番だけどね!


 そして、再度タイマーが鳴りました。


 どれどれ……?


 Oh! まさに燻製! 茶色く色づいてますねえ。燻製って、こんなお手軽に作れるんだー。


 お味噌汁を再加熱し、各種、器に盛っていきます。


 アメリシェフは、ごはんをよそい中。


 配膳完了~!


「「いえーい!」」


 いつものハイタッチ!


「「いただきます!」」


 着席し、合唱&合掌。


 まずは、メインのベーコンを……。


 おおう、香ばしい~! 実に燻製! これは、ごはんが進むなあ。


「美味しい!」


「ありがとう」


 微笑みを返す。


 アメリちゃん、お目々キラキラ。良きかな良きかな


 うずら卵も、また風味が増している。


 お味噌汁も上出来ですねえ!


「お味噌汁、美味しいよー」


「おおー。ありがとー!」


 アメリもお陽様笑顔。ふふ、幸せだなあ。


 ごはんも食べ終わり、チーズとナッツをいただく。


 ん! これまた、実に香ばしい! いやー、美味しいなあ、燻製!


「おねーちゃん、これ美味しいねー!」


「うん。まだ材料はあるから、明日も作ろうね」


 明日は、皆さんに配るぶんも作らないと。


「「ごちそうさまでした!」」


 ふう、美味しかったー。


 さーて、歯磨きしたら、お仕事再開だよ~!


 原稿もラストスパート! 私の目算では、月末少し前に仕上がるはず。


 原稿を上げたら、来月は単行本化作業が待っている。


 大変だけど、ボーナスゲットのチャンス!


 頑張りまっしょい!

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