九時半、今日も今日とてPCに向かっていると、LIZEにメッセージ着信が。送り主は少女画報社……「ねこきっく」の出版社さん。むむむ、このタイミングでここというのは! 期待して開くと、やはり! 原稿料&印税入金のお知らせ!
「ひゃっほおおおおおおう!!」
拳を突き上げ、思わず大きな声を出してしまう。
「おお!? おねーちゃんどーしたの?」
「んっふっふー。お金がいっぱい手に入ったのー。これで、ベッド広くしたり、テレビ買ったりできるよー」
アメリの手を取り、横にぶんぶん振る。るんたった~。
「おお~。おねーちゃん機嫌いいね~」
「ぬっふっふ~。いつもいいほうだけど、今日は一段とねー。こうしちゃいられません。お買い物行きましょー!」
真留さんには悪いけど、今日はお買い物の化身です。帳尻は合わせるので許してね~。
というわけで、お出かけでーす!
◆ ◆ ◆
まず最初に来たのは駅前! 例によって銀行でたんまり降ろすと、気分はHAPPY!
「それじゃー、春物買いに行きましょ」
と、「るるる」へ。子供服売り場に並んでいる春物に目移りしてしまう。
「アメリはどんなの着たい?」
「んー……よくわかんない!」
「そっか。春物だと、やっぱブラウスなんかがいいんじゃないかしら」
服をいくつか選び、試着室にお姫様をご案内~。
「あら、かわいい!」
やだもう、可愛いさくらんぼ柄の服着た天使ちゃんが降臨ですよ!
「どう? どう? 嫌じゃなかったらそれにしない?」
「おお~! いいと思うけど、猫のない?」
猫! 店員さんに訊いて、探していただく。ありました! さっそく試着すると、可愛さ百二十%アップ!
「か、可愛い……。これにしましょう!」
「うん!」
こんな感じで、似たようなのをもう一着と、薄紫のロングスカートを買っていきました。
地下に移動し、「トイザウるス」で、何かどどーんと買ってあげることに。すると、アメリちゃんは大きなエビのぬいぐるみを選びました。相変わらず、色々変なの売ってるわよね、ここ。
もちろん、念願のゲーム機とダンスゲームも購入! ふふふ、これで私も現代っ子の仲間入りですよ!
さらに「麗文堂」で色々買い込む。私は漫画と資料、アメリは子供向け科学本と動物図鑑。本当に、学習意欲の強い子だこと。
さあさあ、まだショッピング街道は続きますよ!
続いて、駅前から離れ、北側の大型家電店へ。
こちらでは、ポータブルテレビを一台購入。これで朝、アメリちゃんが暇しないで済みますとも!
ちょっと交渉して、電池をおまけにつけてもらうちゃっかりさんでした。テレビは電源ケーブルで使うんだけどね。
「あ、そうだ。面白いもの見せてあげるね」
時刻的にはそろそろ来てるはずだ。
「ちょっと歩くよ~」
北西のすずらん公園へ。
「おお~!!」
アメリちゃんびっくり。公園の周辺沿いに、キッチンカーがずら~り。
この公園のすぐ南に大きな商社ビルがあって、お昼どきにはそれをあてこんだキッチンカーが、こうやってずらりと並ぶのです。以前、車でこのへん通ったとき知ったのよね。
「いろんなお店があるから、ゆっくり選んでいこー」
というわけで、二人で物色。カレー屋さんとか、お弁当屋さんとか、ほんとに色々ある。相談の末に、タコスとコーラを買っていくことに。二人でお行儀悪くかじりながら歩き、電気店へと戻っていくのでした。辛ウマ!
さて、セミダブルベッドはどうしようかな。電気店の北のホムセンにあるかなあ……? うーん、手堅く「コトリ」さんでいきますか。
かくして、駅側を離れ一路東F方面へUターン。「コトリ」さんへ!
こちらにさっそくいい感じのセミダブルベッドがあったので、古いのを処分してもらう契約と一緒にお買い上げ。ダブルサイズじゃ、うちには大きすぎるからね。
長年使ってきて愛着のあるベッドだったけど、置く場所ないからねえ。実家に送っても邪魔なだけだし。まあ、断捨離というやつですよ。
せっかく車で出てきたのだしということで、いつものスーパーに寄っていくことに。
とうちゃーく!
さ・て、せっかくお金が入ったんだし、おめでたい感じのでぱーっといきたいよね! 何がいいかなー。
チラシチェーック! いや、ぱーっといこうって言ったけどルーティーンなのよ。ええと、ずばり国産牛がお安い! ほほう!
うーん、すき焼きは前やったでしょう? 別にもう一回作っちゃいけないってこともないけど……。よし、ピンと来ましたよ!
牛ももブロックをどーん、とかごへ! さらに、しゃぶしゃぶも作っちゃいますよー。というわけで、しゃぶしゃぶ用のもイン!
あとは、しいたけ、えのき、白菜、おネギ、水菜、と。うーん、この段階から美味しそうね! テンション高いね、私!
かくして帰宅!
さあ、冷蔵物をしまった私が何をやるか! すでにおわかりですね?
イッツ・フォトターイム! 正確にはフォトグラフだけど、キニシナーイ!
「いいよいいよー! 次は腰を少しひねって! そう! いいねいいねー!」
即席カメラマンと化した私は、ありとあらゆる角度・ポーズでラブリーチャーミーなアメリちゃんを撮影しまくり!
「前伸び! 前伸びいこう! やーん、可愛い~!」
もはや私を止めるものはいない。無敵ですね。
スマホがパンパンになったらデータをPCに移してを繰り返し、心ゆくまで撮影するのでした。ダメ人間ここに極まれり。
ちゃんちゃん。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!