夕食後、原稿受領のメッセージをいただきましたー! たりほー!!
デスクから立ち上がり、喜びのダンシンッ! いぇーい!! ズンチャ、ズンチャ。
「おお~。おねーちゃん、ハッピーなときの、まりあおねーちゃんみたい」
うぐふぁッ!?
愛娘から、予想外のダメージをいただきました~。とほほ。
でも、ハッピーまりあさんといえば、あのあと検査、どうなったのかしらね? 皆さんに祝報入れるついでに、ちょっと個別で尋ねてみよう。暗くなる結果じゃないと、いいけど……。
「こんばんは~。原稿通りましたー!」
バンザイ猫スタンプとともにご報告! すると、皆さんから、ご挨拶とお祝いの言葉をいただきました。
「いやー、本誌に増刊号! 来月は、神奈さんの漫画が二本も楽しめると思うと、感無量ですよ!」
と、ありがたいことを仰ってくださる、もっとも身近な大ファン。
「楽しみにしていてください~。もう、皆さんのご協力もあって、バッチリですよ!」
「よし、祝いってことで飲み会やるか!」
「それ、姉さんが飲みたいだけじゃないっすか?」
と、相変わらずな凸凹コンビ。
「久々の、ガールズ飲み会もいいですねー」
「あ、そうだ神奈さん、神奈さん。サイクリングの日程どうしましょうね?」
優輝さんが確認してくる。そうでした、みんなでT川行きましょうって話、出てましたね。
「子供たちの都合を考えると……来週の水曜がいいでしょうか」
「なるほど。不都合のある方、いますか?」
みなさん、「大丈夫」とのご反応。
「じゃあ、来週に。スポドリとか、お茶でもいいですけど、熱中症対策お願いしますね」
みんなで、サムズアップ猫スタンプ。
「じゃー、ウチらは駅前行きましょうか、まりあサン」
「ですね。親子さんはどうなさいます?」
「良夫さんが出勤なので、ご同行させていただけましたら」
サムズアップ猫スタンプが二つ、ぽぽん。駅前組も、話がまとまったようです。
さて、雑談しつつ、先ほど気になったことを個別で……。
「まりあさん。こんな空気で尋ねるのも何ですけど、精密検査、どうでした?」
「それなんですけど、今度の土曜にT総で受けることになりまして。クロちゃんが帰ってくるまでに、終わるといいのですけれど」
「悪い結果じゃないと、いいですね」
彼女の場合、どう考えてもハッピーな結果は出ないであろうので、少し言い回しに気をつける。
「ノンアルで酔うのは、さすがに自分でもおかしいと思うので、覚悟はしてます」
うーん、無駄に空気を重くしてしまった。
「なんか、すみません」
「いえ! 神奈さんは何も悪くないです。実際、命に関わるような病気とかでなければ、万々歳だと思ってますから」
「私、応援してますから!」
応援がなんの役に立つかわからないけど、気持ちを伝える。
「ありがとうございます。頑張って、検査受けてきますね」
「はい。では、グループのほうに戻りますね」
というわけで、グループチャットに帰還。皆さん、めいめい盛り上がっています。
「でさ、飲み会だけど。今日はみんな食材買っちゃってるだろーし、明日でどう?」
うわー、飲み会の話だー! さっきの後で、これは気まずい。
「お任せします」とだけ、返事する。
「わたしは、何作りましょうね」
うふふ猫スタンプを貼る、由香里さん。下戸&子供組のお料理作るの、彼女の担当だものね。根っからのお料理好きと、昨日、言葉でなく心で理解したし。
ともかく、お任せしますと言ってしまった以上、明日、飲み会に参加する流れになってしまいました。
私のためのお祝いなのだけど、やっぱりちょっと気まずいな。かといって、その理由を公開していいとも思えないし。
この後は、だいたいこんな感じに、和気あいあいと女子トーク。最近仕事で覗けてなかったけど、交流掲示板はいろんな処理をして、変なのを弾くのに、だいたい成功したそうです。後で見てみよ。
逆に、最近忙しいのがかくてるの皆さんで、来たるべきコミットのために、作業も大詰め。デバッグまで終えたものの、宣伝に梱包にと、お忙しいらしいです。
今度は、きちんと商品を買って、楽しませていただこう。コミット参加も楽しみ!
こんな感じで、チャットは一旦お開き。交流掲示板を眺めると、たしかにかなりの削除の後に、流れが正常化している。このまま上手くいけば、長野先生やほかの当事者の方々とも、交流できるかなー?
ふう。
「アメリちゃん。ずっと忙しくてできなかった、あれやろう! おいで」
椅子を向け、ぽんぽんと膝を叩く。
「おお! 久しぶりだー!」
ちょこんと座るアメリちゃん。
「おおう、また重くなったかな? 成長してますねえ」
「そう?」
ふふ、いつまでできるのかなあ、これ。色んな意味で。
ともかく、今は愛娘とのふれあいを楽しもう。
「アメリもさ、ミケちゃんみたいにリボンつけてみる? このへんに」
右こめかみ近くを触る。
「そしたら、おねーちゃん嬉しい?」
「うーん、そうね。娘がおしゃれに目覚めてくれるのは、嬉しいよ」
干物娘でごめんなさいね、お母さん。
「おお~。だったら、つけてみる!」
「じゃあ、明日、駅前行こっか。久しぶりに」
「うん!」
そのまま、まったりと二人の時間を過ごす。
「よし。今日は余裕たっぷりあるし、ダンスとボクササイズ、両方やろう」
ちょっと太ももが痛くなってきたので、ゲームを提案。
「いいよー!」
というわけで、対戦。私の全敗でした。とほほ。
「ふー、いい汗かいた。じゃあ、お風呂入ろ」
「うん!」
アメリちゃんと、仲良くお風呂に入る。なんだか最近、少し湯船が狭くなってきた気がするな。
ほんとに、いつまでこうしていられるのかな。ずっと、べたべたしていたいけど、それじゃダメなのよね。
そんな事を考えながら、就寝前に、愛娘に絵本を読み聞かせてあげるのでした。
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