神奈さんとアメリちゃん

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第三百二十四話 科学の子たち

公開日時: 2021年8月18日(水) 21:01
更新日時: 2021年8月20日(金) 18:52
文字数:2,043

 今日もお母さんとアメリのダブルアタックで起こされ、皆さんと「福井県こども科学館エンゼルワールドふくい」にやって来ました!


 福井駅からは車で北にずずいっと三十分弱ほどの距離。


 駐車場に車を停め、ゆるい弧を描いた建物に入館~!


 さて最初に何しましょうとい言う話になりましたが、まずは混みみ合う前に腹ごしらえしましょうという話になりました。


 今回はレストランがあることを下調べしておいたので、皆さんお腹がペコちゃんです。


 館内レストラン「福麺屋」さんに入ると、まずはパンやおにぎりがずらりとお出迎え!


 ここは米粉製品が売りで、パンも米粉パンが多い。


 で、レストランですから、こうしたもののテイクアウトやイートインだけでなく、ちゃんと普通に食事も取れます。うちの子らが注目の的なのは、もうおなじみなのでスルー。


「おー! フォーがあるじゃないっすか!」


 マスターアジアことさつきさん、フォーにビビッと反応。しかも、チキンフォーは四百五十円という、この手の施設のレストランにしては破格の値段!


「やー、自分はこれ一択っすよ」


 ほかにも、カレーや丼もの、唐揚げやポテトフライなんかのサイドメニューも充実。


「フォーとか珍しいですね。私も、これとリンゴジュースにします」


 と、白部さん。すると、付和雷同的に連鎖が起き、みんなでフォーをいただこうという話になりました。


 で、出来上がったので受け取り。


 パクチーと唐辛子はお好みでトッピングする形式なので、私はせっかくだからとパクチーを載せる。


 アメリも好奇心が強いし唐辛子は割と平気だから、両方トッピング。


 各自好きなようにトッピングし、いただきますの合唱。


 つるつる……ん! 美味しい~!


「四百五十円とは思えないハイクオリティっすねー」


 マスターアジア、さつきさんもご満悦。隣のアメリちゃんも、「美味しい!」と喜んですすっています。


「そういえば、さつきさんはやはりアジア料理が一番お好きなんですか?」


 ふと湧いた素朴な疑問をぶつけてみる。


「や。普通に中南米料理とか、テクスメクス、トルコ料理なんかも好きっすよ」


「テクスメクス……というのは?」


「メキシコ料理ルーツの北米南部の料理っすね。良かったら、今度作ってごちそうするっすよ」


 「あらー、楽しみですー」なんて言いながら、和やかに食事が進む。


 ふう、ごちそうさまでした!


 一同腹ごしらえも済み、いざ館内の攻略へ!


 まずは、サイエンスショーが行われているエリアへ。係員……学芸員さんかな? が、ドラアイスを青い水に入れて色を変えたり、マグネシウムに点火して、これまたドライアイスで板挟みにして激しく燃焼させたり。


 科学のショータイムに、アメリのみならず、ほかの子供たちも大興奮! 大人も、興味深く堪能しております。


 いやー、面白かった!


 対面に、中に入って遊べる恐竜型遊具があり、アメリとノーラちゃん遊びたがっていたけど、二人の体の大きさだと、ちょっと無理があったようで断念。もっと小さい子供向けだね。


 続いて中央部、ファンタジアエッグなるスペースへ。ここでは「ガイア・レジェンド」という宇宙の誕生から生命の誕生を、光と音のアートで表現している。ヒーリング系のBGMが耳に心地よい。ドーム状の天井に描かれる軟らかな輝きも、これまた美しい。


 宇宙と生命の美を堪能した後は、スペースシネマなる場所へ。ここはプラネタリウムで、ドームに映る星々の魅力に子供たち大感動! 星座ってロマンチックよねえ~。


 続いて、ムーンベースなるエリアへ。ここではブランコのような器具に座って、月の重力を疑似体験できるそうな。さっそく試してみることに。


 うわっ! ほんっとーに身が軽い! 跳ねると、何かの資料映像で見た通りのふわっふわぶりだ! ふわあ~。こりゃ面白い!


 次なるアトラクションは、「スッパリ断面サムライ」なるもの。画面に表示された立体を、たとえば「楕円の断面を作ろう!」などと表示されて、それを手刀で切ることで作りあげるというもの。


 これがなかなか、頭をちょいと使うので白熱する。


 次に「ガイア・エンゼル」なるものへ。これは大型モニターに宇宙から深海までの光景や、世界の気候や動植物が映し出されるというもの。


 また、オリジナル恐竜を作る機能なんかもあり、アメリとノーラちゃん大興奮! ……アメリの作った恐竜は、例によって謎オブジェと化しました。


 ほかにも、光を反射で狙ったスポットに当てるゲームや、滑車で大の大人数人を持ち上げる子供たちなどなど、遊んでも遊んでも遊びきれないほどのアトラクションの数々!


 一通り遊び切る頃には、久美さんを除く全員ヘトヘト。「みんなだらしねーなー」なんて言われてしまうけど、柔道家と比べないで~。


 屋外にはアスレチックエリアなんかもあったけれど、さすがのノーラちゃんも体力が尽きて遊ぶ気力がない模様。


 そんなわけで、もうすぐ夕方になるのもあり、素直に私たちは家へ、皆さんはホテルに帰ることとなりました。


 運転中、うとうとしないように気張らないと。カエルは鳴いてないけど、帰りましょ~。

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