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それでも私が恋愛できない理由 銃とナイフと星の願いと

公開日時:2024年5月24日(金) 23:48更新日時:2024年5月24日(金) 23:48
話数:1文字数:688
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あらすじ

 

 

男にもお金にも、興味は無い。

 

興味があったのは、人を殺せる技術だけ。

 

だけど——

 

 

殺し屋稼業を営んできた八王子タマキは、殺し屋としての生活ではなく、他の人と変わらない庶民としての生活に憧れを抱いていた。

 

ある事件をきっかけに逃亡生活を余儀なくされた彼女は、名前も国籍も変え、日本のある片田舎で生活を送るようになっていた。

 

カフェの店員として働く日々。

 

なんの変哲もない日常。

 

そんな中、ある“依頼”が彼女の元へと舞い込んできた。

 

依頼主は元『シルバー・ブレッド』のメンバーであるニルヴァーナであり、彼女の師でもあった。

 

依頼内容は、「lost memory(殺しの対象者)」とだけあった。

 

lostとは、組織の中で“殺し”を意味し、memoryは、“標的”を意味する。

 

「最後の依頼を聞いてくれないか?」

 

アパートのポストに届いたニルヴァーナからのメッセージに戸惑いを抱きつつ、

待ち合わせ場所に出向くことに。

 

人が死後に行く冥途にあるという険しい山、霊峰石鎚山。

 

電車に乗り、瀬戸大橋を渡って、石鎚山の聳える愛媛県久万高原町に行くことを決意した。

 

“もう誰も殺しはしない”

 

そう胸に期していた彼女の心に、待ち受けていたものとは——?