殺人願望時々食人思想

殺人鬼の生活
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0002 殺戮思想

公開日時: 2021年1月22日(金) 16:00
更新日時: 2021年1月27日(水) 11:14
文字数:2,338

願望を無闇矢鱈むやみやたらに発言する事がはばかられるこの時代。

願望ばかりを口にすれば「欲深い人間だ」「野心が強いのは良い事だが調和を乱す」と言われ、一つ一つの集団からはぶかれ記憶からも消されていくのが常で極々一部の限られた人間が願望を有りの儘に曝け出す事を良しとする。

日本と言う一つの集団生活の舞台に措いて、上手く周りの目線をくぐり、願望までも叶えながら生きていくには、『謙虚』『時には上の人間に胡麻を擦る事』『願望はすべき事の二の次』この3つを100%兼ね備えて知らなくてもよい事は知らずにいれば普通に生きられる。

この世には残念な事にどの選択肢でも、オリジナルの選択肢を導き出したとしても逆らえない権力が存在することを忘れてはいけない。例え、頼まれてしまった事が犯罪につながり最悪の場合自分のみならず大切な人の命を奪う事になったとしてもだ・・・。

自分が我慢をすれば、周りが幸せになるなら人間は、頼み事を快諾してしまう生き物でそれに逆らう人間は『変人』『奇人』と言う分類に当て嵌められ外を歩けば異様な眼を向けられてしまう。

そのに耐える事が出来る人間は殆ど居ない。世界的大スターで毎日目線の飛び交う中を生きている人間でも人として見て貰えない環境は狂わせる原因になってしまうからだ。

例え、泣く泣く頼み事を見事完遂したとしても、罪の意識から彼らは傀儡と化してしまう。あの人の下に居れば罪として扱われず恩人として生きていけるから・・・と、あわよくばの幻想を抱いて・・・。

そんな、息苦しい生き方なんて嫌だ「僕は」「私は」そんなの気にせず抗うと若い時に言い、フリーで音楽に訴えた人も、書物として調べを書いていた人達も、気が付けばお堅い人間の仲間入りして世の歯車を必死に回している。

そんな大人を見て子供達は絶望を初めて味わう。

あぁ、社会は既に確立されていて自由など、この世の隅々を見渡しても存在してやしないのだと。

だから、この世に異世界ファンタジーのジャンルが人気を掻っ攫う様になったのだろう、自分も転生して魔法を操り世界を救えるかもしれないと言う夢のような妄想本は、絶望を知っている彼らにとって砂漠のオアシスだから。

才能のない私達は一生唯一の人間ではなく、幾人もの代わりがすぐ後ろに迫って待っているのだと、悟るのだ。

それが、ワタシは大嫌いだ。

神が存在するなら人間を作りはしなかっただろう。

人間は、地球と言う時計の歯車には不必要な存在、いや、廃棄しなければならない存在だろうから・・・。

そんな大嫌いな世界で願望の一つくらい叶えさせて貰わなければ生きると言う責務と割に合わない。

ワタシの願望が世の中から見ればはばかられる様な内容だと理解していても、この願望が叶えられない事をワタシは受け入れるつもりは無い。

『殺人願望』複数名希望しているなら殺戮さつりく願望と言うべきだろうか。

ワタシの、この願望が消えることは無いだろう。

この、10年近く人を殺し続けても消えなかったこの希望が消えてなくなる方がおかしいものだ。

誰かを殺す時の理由なんて無い。

昔、いじめられたんだ。とか、親の仇なんてちっぽけなモノなんてない。

ただ、目についたから殺した。

ただ、殺したいと思った時に人が居た。

ただ、毎日殺していた方が気分が良いから順番に殺した。

そんな具合だ。

それが、許されざる事で理解されない事でも、ただひたすら、盲目的に叶え続けたことに後悔も、謝罪の念も無い。


強いて言うのなら、歓喜が存在している。

きっとワタシは、戦国時代に生まれていたら生きやすい世だっただろう。

敵を、殺せば武勲が上がって、褒め称えられる。なんて生き易そうなんだろうか。

しかし、この時代だからこそ、メリットになる事もある。

例えば、毒殺の幅広さだ。

戦国時代にも毒殺として殺し方があったが、毒薬として確立された物が少ない。

毒殺の観点を見れば、セキュリティのある今の時代は手に入れるのも至難の業だ。

どの時代に措いてもワタシの欲を満たす時代は無いのかもしれないが、今生きている時代は確かに生きにくい。


殺して証拠隠滅して死体遺棄をしていく。殺すにしてもやらなければならない事が多すぎる。

そのせいで、ワタシは1日ヒトリと決めなければならなくなった、ワタシだとバレない様にする事も、死体遺棄も、死体をワザとと見つけさせる為に通報を匿名でする事も億劫な事だ。

だからと言って、一気に地域の全員を殺しつくしてしまうのも心許ないし、余りにも面白くないのだ。


一気に殺してしまう方がヒトリヒトリ殺してしまうより、遥かに簡単だ。

簡単イコール面白味は零。ワタシの空論の中ではそう提言されている。

難しくて面白いか、簡単で詰まらないなら、難しくて面白い方を選んだ方が人生何事も幸せになれる。

もう、殺人地区に元々住んでいた人達は地方へ引っ越してしまったりしている。

そのせいで、殺せる人も減ってしまって残念な気もしている。

これから、殺人地区の領域を増やしてしまうのはどうだろうか。

そして、いずれ1つの県程の広さにしてしまう。

夢がある。


最近では殺人依頼も受け付けている。


殺人地区の別名は『札名地区』お金でを狩るという意味だ。

勿論、公に知られている訳ではない。

だから、本当に誰かを殺してしまいたいと、この別名を探し当てた人のみが知るのだ。

札名地区宛に、殺したい人の名前を書いて郵便で送れば1週間後にはその人が殺されていると言うとある、映画、デスノートと同じ様なシステムだ。

このシステムを活用してきた人は2名しか居ない為詰まらない日々を過ごしている。

ここ1週間人を殺していない・・・・これは、由々しき事態だ。

ワタシの欲が抑えられず白昼堂々誰かしら殺して回る日が近くなる。


この、殺戮願望を叶えてあげなければならない。

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