うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

タダでもらえるものは、タダで当たり前になってしまう

公開日時: 2021年8月28日(土) 07:41
文字数:777

 ウィキペディアを開くと、寄付のお願いがきました。何度も見かけています。

 ごめんなさい、ウィキペディアには本当にお世話になったけど……。私、貧乏なんです。あと、なんとかカードとかハイテクなものを持っていません……。私はそっとページを閉じました。


 でも、本屋さんで見た本が「面白そう!」って思ったら、その場でお金を出して買ってしまいます。

 それが当たり前だと思うから。何故でしょう?


 私はネットでイラストを投稿していますが、私の絵は無料で公開しています。一応、投げ銭的なシステムがあるところでも投稿していますが、投げ銭をいただいたことはありません。

 これがもし、私の絵がもうちょっと上手くて、綺麗な作品がたくさんあって、アートなイベントとかで「画集」として売っていたら、1500円とかで買ってくれる人いるのでしょうか?


 無料で当たり前のものにはついお金を払わずに去ってしまうし、逆に、「お金を払う雰囲気」であれば自然に買ってしまうこともあるかもしれないなぁ……。旅行に行ったらお土産を買うように。


 あと、買わなくても見られるものにお金を払うことってなかなかできないのかもしれませんね。自動販売機でもなんでも、お金を入れないともらえないから、手に入れるためにお金を出すわけで。お金を出さずに手に入れられるものなら、お金を出す意味が見つけられなくなってしまうのかも。

 ネットですごく為になる文章や面白いサイトとか見つけると、売っている本と同じくらい感動するし、すごく気に入ったウェブページにはしばらく通うこともありましたが、私も投げ銭とかはしたことないですね……。


 でも旅行先で大道芸人さんがパフォーマンスしていて、「すごい!」って感動して気持ちが高揚して、まわりの人もみんな投げ銭していたら、お金を払うこともあるかも。


 やっぱり雰囲気とかもあるのかな……。そんなことを思いました。




読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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