皆様は作品を読んでいるとき誤字脱字の報告はされる方でしょうか。私はしない派です。なぜかと言うと、誤字脱字は1ページに大抵1~2個はあるものであって、細かいものまで報告していくとキリがないからです。「誤字報告しよう!」と思いながら読んでいくと物語に集中できなくなりそうだし、仕事じゃないんだから楽しい読書でまで作業したくありません。
それに以前は誤字脱字の報告をして回っていましたが、報告メッセージを受け取った作者様もあんまり嬉しそうじゃなかったので(※「誤字脱字報告をいただくとありがたい! 嬉しい!」というご意見もエッセイ等で見かけました。喜ばれる方も多いです)。
正直自分の作品にもたくさん誤字があると思いますが、皆様、脳内変換して読んでくださっているのだと思います。まぁ、誤字報告をすればするほど報酬アップするシステムとかあるなら私は報告魔になりますけどね!(最低だ)
さて、誤字脱字の場合は指摘していただけると「ああそうか!」とすぐ分かりますが、自分の作品の説明不足ってなかなか分からないですね……。
説明不足な点があると読者様は「なんか急によく分からないシーンが出てきた」で終わるでしょうし、「ここ、◯◯の説明が不足しているから、もう少し説明してくれないと分からないですよ」などということは第三者には言えません。シーンの意図は作者のみぞ知る……。
普通に公開されている映画なんかでも「?」というシーンはあったりしますが、それが私の読解力不足なのか制作者様の説明不足なのかも分かりづらいところ。
そんなこんなで作品にコメントをいただくとありがたいですね。読者様側の視点が分かります。作者的にはサラッと流していたシーンでも、読者様にとってはこういう意味のあるシーンだったのか! と気づけます。
私は以前マンガを描いていたのですが(アルファポリスとノベリズムでも更新しようとしているけれど滞っている)、昔、描いたマンガを読み返すと「なんじゃこりゃ」となっていました。作者の頭の中でだけどんどん盛り上がり、話が頭の中で進んでしまい、実際描いたものはしっちゃかめっちゃかになっているのです。
ストーリーでも「二人が仲良くなるシーン」とかが雑になっていると、「なんで急に仲良くなったの? どこに相手に惹かれる要素があった?」と混乱しますね。作者の頭の中でだけ盛り上がってしまって実際の作品が説明不足になるのは避けたいところ。
しかしどうしても……描くのは時間がかかる、読むのは一瞬……なので描くときに気持ちが先走りすぎてしまいます。書いていると同時に読者視点にもなれるようになりたいですね。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!