涼しくてもセミが一生懸命鳴いています。
虫は変温動物なので、気温が低いと鳴き方が遅くなるらしいです。そのためか、少し涼しかった最近、セミの声がいつもと違って聞こえました。
ミンミンゼミの声などはゆっくりすぎて、もはや何の虫なのか分かりません。よく聞いていると「ミーーーーーーーンミーーーーンミーーーーーン…………」と、ミンミン節を奏でています。
ヒグラシの声もコロコロと、どことなく別の虫か、楽器か何かのように聞こえました。
涼しいのでクーラーを付けておらず、窓を開けていたので、よりダイレクトに聞こえたのです。夏の早朝のモーニングコールの、すごい音量にビックリ。
ツクツクボウシの「ツクツク」の部分は、いつもは速いからあまり聞き取れず、流れるように過ぎ去りますが、涼しいときは「オーーーシー、トゥクトゥクトゥク……」と、スローモーションのように発音が聞こえました。「ツクツクってこんな感じだったんだ……」と、なんだか可愛く感じました。
そんな感じで、いつもと違う涼しい日は、「セミたちはこんな鳴き方をしていたんだなぁ」と思いながら聴いており、新鮮です。
って、全部私の勘違いで、いつも通りだったりして。
私は仮にも元吹奏楽部員ですので、彼らの音楽をちゃんと聴けていれば良いのですが……。
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