うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

ここ近年まとまらない

公開日時: 2022年2月16日(水) 06:53
文字数:1,332

 最近気持ちがまとまりません。同じところでぐるぐる引っかかって、前に進みません。

 書き始めると攻撃的になります。まとまらずネガティブな長文になります。

「こんなん投稿しちゃダメだな」と下書きで放置します。


 しばらく経ったらまた、似たようなのを書きます。

 で、また放置します。それの繰り返し。

 何かを吐き出したいけれど核心にたどり着かない。って、核心などという大したものじゃないのですが。


 ぎゅっとまとめると要するに、「書いても作品が評価されず、埋もれていくから空しい」「どうせ次の作品も埋もれるんだろうな~と思うとやる気が出ない」「私の存在価値って何だろう」「私の好きなことは必要とされず、私じゃなくてもいいことで頑張れと言われる」というところです。


 作品が評価されない、埋もれる。

 これは才能がないのと、需要がないのと、「まぁ私は私のペースでいいや」と楽しむ心がないのと。


 私の存在価値って何だろう、これは自分なんていてもいなくても同じということで。

 私が美味しいパンを買って人にあげて感謝されたとしても、そのパンが美味しいことと自分は関係ないわけで。

 そういう、「別に自分である必要ないよなぁ」というシーンの積み重ねで日々埋もれていく、そんな感じです。


 好きなことで必要とされず、私じゃなくてもいいことで頑張れと言われる。

 これ、子どもの頃とかでもそうですよね。勉強好きの子は良いけど、したくなくても勉強しろと言われる。ほぼ全員一緒です。


 別に勉強する存在が私である必要ないんだよなーというか、誰が覚えても一緒の上に、得手不得手分かれるというか。私という存在が生まれていなければ、私が勉強しなければならない状況も、私が勉強するべき理由も意味もなかったわけで。私がいるから勉強しなければならない、たとえまったくの別人が生まれていたとしてもその人は勉強しなければならない、けど誰も生まれていなければ勉強しなくていい。


 まぁ賢い人にとっては、勉強は階段の一段目なのでしょうが。アホな私には階段を登る意味が分からなかったのです。


 生まれたから食べる。生まれたから生きる。

 勉強に限らず食べることでも仕事でも友達でも、恋をし子孫を残すことでも。

 いなければ物を食べることもなかったし、働くこともなかったし、恋もせず子孫も残さず、人生も生活も関わった人も、何も存在しないのでしょう。


 けど今でも、いてもいないのと一緒なような気がするのです。

 何をやってものろまで、仕事で足引っ張って、得意なことなどなく、やりたい芸術では評価されず、話すのも下手で、自分の話で人を笑わせることもなく、自分の価値観や意見はどこにも届かず。

 他の人が認められていると嫉妬するとか。性根が汚いのです。


 ……多かれ少なかれきっとみんな、自分の気持ち理解してもらえないなぁとか、伝わらないなぁって思ったことがあるはずで。その中でみんな努力してきたはずで。

 私は落ちこぼれで、否定されてもいないのに世の中に否定される気分だったり。押し付けられてもいないのに何か迫ってくる感覚だったり。


 そんなあれやこれやを書こうとすると言葉がキツくなって、思っていることと違うようなところに飛び火して、訳分からなくなって。

 文章も人生も、思い通りに操るって難しいですね。




読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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