夢の中で薄暗いゲームセンターにいました。
田舎の広いゲームセンター。電気はところどころ切れています。明るいLEDのような今の照明ではなく、ぼんやりとした一昔前のライトといった感じです。
人はあまりいません。私は気兼ねすることなく、ゲームの機械を見て回りました。
「これ、昔遊んだことあるなぁ。懐かしい。こっちは稼働してないな。でも電気は付いてる」などと思いながら。
そのうち一人の女の子が釣りのゲームで遊び始めました。
するとみんなが釣りのゲームに一列に並んで遊び始めました。一人がお金を入れると、魚釣りゲームのコーナーは全部使えるようになるのでしょうか?
男の子が釣りをしていますがうまくできません。女の子が横からアドバイスをしています。
「あとちょっと」
ゲームの1ターンが終わるころ、やっと一匹釣れかけた魚を、男の子は落としてしまいました。
そこで男の子はなぜか釣り糸をちょん切ってしまいました。魚が釣れなくてつまらなくなってしまったのでしょうか。
でも最後には、「釣り糸を切る必要なんてなかった」というニュアンスのことを言っていました。
私も感情的になったり、好奇心の赴くままだったり、子どもの頃は色んなことをしたなぁ……。時に怒られたり。
大人からすると「そんなことしない方が良いのに」「その方があとで面倒なことになるのに」と思うようなことでも、子どもはやってしまう。そしてドキドキする。子どもには子どもの、「あるある」が存在するのだろうなと思いました。
良くも悪くも、子どもの頃って全部新鮮でした。大人になると「そんなことはごまんとあるよな」と流してしまうようなことでも、子どもは本気で真剣に考えたり。
「子ども特有の気持ち」は潰さないように、残していった方が良いよなぁ……
そんなことを現実でも思っていたのでした。
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