うだつの上がらないエッセイ集(2)

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月澄狸
月澄狸

学校や仕事で、私に怒っていた人の視点もちょっと分かってきたかも

公開日時: 2022年12月28日(水) 21:36
文字数:799

 この間、一緒に仕事した方が一つの仕事をするのにけっこうな時間がかかっておられて、結果、私が多めに動いて、全体の仕事が少し遅くなった気がしました。

 こんなとき、他のグループの人たちに「いつも以上に遅いなぁ」と思われているんじゃないかと思うと、私は「だって……」と言い訳したくなりました。体調は万全、どう動こうかと出だしからイメージもして、私はいつもより調子良く頑張っていたのに。


 で、ちょっぴり分かりました。誰かが誰かの陰口を言っているとき、その人に対して怒っているというより、「私のせいで遅かったんじゃないです」と言い訳したいんじゃないかなと。連帯責任だから。悔しいんです。


 でも連帯責任が当然になってくると、「あいつのせいで私までいつも悪く思われるんだ」と、誰かを疎ましく感じ始めるのかもしれません。別にどう思われても支障ないならば、誰も誰かの陰口を言ったりしないのかもしれませんね。


 思えば小学校の頃、体育の授業中に、スポーツの苦手な私は「何やってんだ役立たず!」みたいに怒られました。

 あれも、言った人は本気で怒っているのでしょう。なんでちゃんとやらないのかと。けど私としては、「最初からやりたくないと思っているものを無理矢理やらされて、しかも怒られるなんて最低」というところです。

 でも世の中そうですね……別にみんな好きで働いているんじゃないだろうし。


 とにかく今回、以前よりほんのちょっと「できる人」になった私は、基本「仕事できない人」の視点でありつつ、私に苛立っていた人たちの視点も分かった気がしました。


 で、これは……私がもっともっとできるようになれば解決することですね。

 けどそれより来年、スーパー自由な芸術家になりたいなぁ。


 けど意外なことに、仕事が面白い、今はまだ辞めたくないかもという思いも大きくなり始めました。この私が「仕事が楽しい」と思えているなんて。それだけで、かなりの進展かもしれません。




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