うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

追い風も向かい風もないけど凪でもない、みたいな

公開日時: 2023年6月20日(火) 17:41
文字数:1,120

 いつもいつもいつも同じ話ばっかりで、本当に申し訳ありません。

 SNSで集客しようとしていますが、相変わらず、いいねは容易に集まるけれどリンククリック数が少ないです。


 いいねのお返しも、ちょいちょいするけれど……。

 一生懸命時間を作って何か投稿したところで、誰にも興味持たれていないんだなと。返ってくるのはいいねばかり。

 そんなのいつものことだし、何年か前からその事実は知っているし、本当に創作が好きなら、見てもらえるとかもらえないとか、そんなことどうでもいいはずです。作品を作れさえすれば幸せなはずです。


「見てほしい」と思うってことは、「創作」が好きなんじゃなく、下心があるだけ。

 そう、私はただ本気で見てほしくて、欲を言えばお金や自由も欲しい、実力もないのに結果を欲しがるだけの卑しい人間なんだなと思います。別にもう隠す理由もないですね。



 私は読者ではなく作者。作り手。

 いいねをしていく人たちも同じです。おそらく「仲間だね」「応援しているよ」「頑張れ」的な「いいね」でしょう。私もそっち側です。全部見ていたら時間が足りない。本気の閲覧は読者に任せます。本気の閲覧に時間かけていたら、閲覧で人生終わりますから。ついテレビを見ていたら、一日また一日と過ぎてゆくのと一緒です。



 なんか時々ものすごく寂しいというか、空しいというか。どうでもいい投稿をしているときはそうでもないんですが、本気で時間をかけたものがあっさりと、どんどんスルーされていくと、ふと襲ってくるこの感じ。「大切なこと」は人それぞれで、自分にとっては比較的どうでもいい部分に食いついてもらえることもあれば、本気の部分があっさりとスルーされることもあります。


 そして私のみならず、みんなの作品が埋もれていく。みんなが「私は作者だ」と言っている。読者が足りない、ファンがいない、この感じ。食品工場から、誰も食べない食品がみるみる溢れ出していって、地べたへ落ちて腐っていく様子を見ているような。


 それは流石に例えがひどいか。けど、供給に需要が追いつかないというか、求められてもいないものを量産しているのかもって、悲しくなります。けどそれが私のやりたいことであり、人生を賭けたいことだったのです。



 でもなんか疲れました。別に疲れるようなことは何もないのですが。もう、どうでもいいやって。

 けど「どうでもいいや」という無気力も束の間、行動にもならない気力……いや、感情が沸いてきます。「クソッタレ」と。「よーし、やるぞ!」というような、「堂々とフェアプレー」的な気分ではなく、薄暗くギスギスしたような。


 ヤバいですね。もう、夢諦めた方が良いんじゃ……。

 なんて無理っぽい。やはり堂々巡り。私は生ける自縛霊なのです。




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