うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

虫ファンタジーと機械ファンタジー

公開日時: 2023年1月22日(日) 06:02
文字数:2,453

 最近、自分の書きたかった小説の下書きをいじってみています。終わりが見えないし、まだ変更とか色々出てくるかもしれないから投稿できませんが、好きなものを書いたり読んだり、いじるのってやっぱり楽しいですね!

 それにしても、毎日書いて毎日投稿されている方ってすごいです。私のは後でどんどん矛盾とか出てきそうだし、世界観がまだ定まっていないので、いつになったら投稿できるだろうって感じです。無理かも……。


 書いているのは、虫たちの世界を描いたストーリーです。ビースターズやズートピアやあらしのよるになど、「食うものと食われるもの」のテーマが大好きですが、同じテーマをなぞりすぎてもしょうがないので、メッセージ性も倫理観もへったくれもないドタバタコメディにしようと思っています。未来の世界では「教育上悪い作品」に認定されてしまうかも。お子様向けではないですが。


 10年くらい練って、さぁ投稿しようと思った頃に、ピクサーの「バグズ・ライフ2」あたりが出てきたらどうしようと思います。あるいはライオンキングみたいに超実写版かな。

 けどバグズ・ライフ2や超実写版ができるなら是非見たいし、他にも、私の書きたいもの=好みのものが流行るなら、見てみたいと思います。

 それならもう「パクりだ」と言われたり比較されることなど受け入れて、「どんどん私の大好物を生み出してください! 私も、自分が書くのと似たジャンルのやつをいっぱい見たいです!」って思った方が良さそうですね。それで「パクり」を越えてジャンル化すれば良いじゃん、と。で、マイナージャンルも是非増えてってほしいです。


 で、NHKの超・進化論を見ていて思ったのですが、私は学者でもない高卒(ヤンキー高)なので、リアルな虫の世界を書くのはやっぱり無理ですね。それでちょっと吹っ切れた感じがします。

 恐竜も、昔から愛されていますが、研究で姿形やら生態が変わっていっています。今最新の研究結果を取り入れた作品を作ったところで、やがて覆されるのでしょう。なら虫のファンタジーも、今研究で分かっている最新情報を盛り込んだって、どうせ古くなるのだから、考えすぎず荒唐無稽なファンタジーにしたいです。

 私は人間。虫や植物の気持ちは分からない。だから想像するしかない。それで良い、と。


 でも、イタコとか降霊術みたいなのには憧れます。霊能者みたいな方って大抵、人間の霊、あるいは神みたいな何かや聖霊、ヤバい人だと悪魔とか降ろすかと思いますが、生き物の気持ちが分かる何かに繋がることができたら楽しそうですよね~。超リアルで、目からウロコの連続な、実用性もメッセージ性もある、ものすごいものが書けるかも。生き物とのより良い共存方法、社会を良くする方法まで分かったりして!? と、オカルト好きなもので思ってしまいます。


 そして、倫理観もへったくれもない虫コメディと抱き合わせ(?)で、もう1個書きたいのは、シリアスなやつ。軽い気持ちの時はコメディを書き、重い時はシリアスを書く……と、使い分けたいです。

 ただし根が暗いので、コメディの方でもシリアスシーンの予定がいっぱいあるし、シリアスの方も、できれば面白いシーンとかあると良いなと思います。いずれにせよ暗すぎず、薄暗いくらいになれば良いかなと。……薄暗くしたら、コメディがコメディじゃなくなるような……。


 シリアス(?)の方は、SF風の作品です。無機物萌えなので、さっきのが虫、こっちは機械を書きたいです。機械の知識もまったくないのが、さっきの虫の話と同様コンプレックスですが(例えるなら鉄オタじゃないのに電車の話が書きたくて、知識不足がネックみたいな)、それも、ファンタジーで良いやと諦め始めました。


 こっちも、「自分の言いたいこと」を押し出しすぎないようにしたいです。

「月色の夏」を書いて思ったんですが、私の思う現実的なメッセージ性……「人類はこうすべきだ」などの思いは狭いです。私が作品を通して読者様に何かを伝えようとするんじゃなく、俯瞰するようにキャラに任せる、そういう作風で良いんじゃないかと思いました。私の現実的な思いとしては「だから人間ってこうなんだよ!」というモヤモヤがありますが(何でもかんでもすぐ利用し、切り捨て、駆除するみたいな。役に立つものは良いもの扱い、厄介なものは悪者扱いみたいな)、作品としては、「善も悪もない、みんな一生懸命生きているだけ」みたいなのが好みかもしれません。


 ちなみに機械の方の物語のイメージ曲はグリーンスリーブスです。「ここよりずっとたかいところ」の頃からグリーンスリーブスのイメージなのですが……。

 電話の保留音で一聞き惚れしました。単調な電話の音で奏でられているのがすごく素敵。なんというか、半音違いで若干明るい方と暗く聞こえる方があるのですが、暗い方が好きです。


 グリーンスリーブスの日本語訳詩を検索で見ると、「貴方は私を捨てた。私はこんなに貴方を想っているのに。貴方のためなら何でも差し出します。私の愛に気づいてください。愛してください」みたいな意味なのかなーって感じなのですが、これを電話が奏でているというところで妄想が広がりました。

 道具がいくら持ち主のために尽くしても、道具は人間の友達にも恋人にもなれない。ある日アッサリと捨てられます。そういう、捨てられた道具が化けるという話も日本にはありますが……。「持ち主に愛されたかった」みたいな想いがあったら泣けるな~と。「愛されたいが故の狂気」みたいな悲劇も良いかも。

「2001年宇宙の旅」では機械が歌う描写があるそうですが、機械が歌うって、ちょっと不吉な予感、あるいは悲劇的、そういうイメージもあるかも。


 作品については、全部今勝手に思っているだけで、出来上がりは全然違うものになるかも。

 っていうか出来上がるのか……。非公開作品でも良いかもしれません。と思っておかないと、書けない。


 とにかく、完成するかしないか、読まれるか読まれないか、そんなことより、書くのを楽しみたいです。




読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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