うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

撮り損ね

公開日時: 2021年12月19日(日) 21:16
文字数:321

 今日、太陽の近くの雲が、虹やシャボン玉のように鮮やかに輝いているのを見ました。彩雲というやつでしょうか。


 私は慌ててカメラを取り出し、電源を入れようとしました。が、カメラは点きません。バッテリーを充電中のまま、家に置いてきたのでした。

 なんということでしょう。彩雲が綺麗なのに、写真を撮れないなんて……。


 その後も、雪が積もった山や、川に浮かんでいる小さな水鳥、消えずに美しく姿を変え続ける彩雲などを見るたびにウズウズしました。

 見られて嬉しい、けれど撮れなくて悔しい。自分がいかにカメラに取り憑かれていたかを知りました。


 しかし最近、写真を撮る量が多く、投稿が追いつかない状態なので……。

 そろそろ、心のカメラで残す練習をした方が良いのかもしれません。




読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート