うだつの上がらないエッセイ集(2)

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月澄狸
月澄狸

性別を感じさせない作者様がうらやましい

公開日時: 2021年4月27日(火) 07:40
文字数:1,122

 男性と女性では考え方が違う、創作においての表現方法が違う……という意見を時々見かけます。


 一番最初に「男性と女性は違うんだよ」みたいなことを言われたときは、何か壁のようなものを感じてショックを受けました。言葉は通じるのに男性と女性は分かり合えないのか、と。

 しかし今は「そういう(考え方をする方も一定数いる)ものなんだな」と慣れました。考え方や表現に、男性的傾向・女性的傾向があったりするのですね。



 しかし中には、異性だと思われがちな作家様もおられるみたいでうらやましいです。男性特有・女性特有の雰囲気を感じさせない、あるいは異性の空気も感じさせる、表現で異性に違和感を抱かせない……中性的な人って素敵です。


 私もいつか「性別が分からない系」の作家になりたい……。

 と、憧れを持っていることもあり、性別は隠し気味なのですが、現在はダダ漏れです。残念。



 私がネット上で人の性別感に疎いせいか、ずっと女性だと思っていたフォロワー様が男性だったとか、男性だと思っていた作者様が女性だったといったことは時々あります。しかしそもそも敬語で話しているとあまり、女性とか男性とか分からない気がしますね。



 現在社会では「男の子ですか? 女の子ですか?」といった「性別へのこだわり」は普通に多々見られるものの、そのうち男性か女性かといったこともあまり気にされなくなって、男性とか女性を表す言葉も減っていって、境目がなくなって、性別に縛られない選択肢が増えていけばいいなとも思いますね。



 この間「アロマンティック」「アセクシュアル」という言葉について知り、なんだかホッとしました。他人に恋愛感情を抱かない人間もいるそうなのです。世の中には「恋や結婚をしなければ人として不完全」「恋は多くの人を喜ばせるもの」という空気が溢れていますが、そこに当てはまらない方もきっと多くいます。性的マイノリティな方はLGBTだけではないのですね。


 私はアロマンティックやアセクシュアルかどうかは分かりませんが、今まで恋愛をしたことがなく、恋愛や家庭の概念に苦手意識を持ち、結婚せずに生きていきたいと思っています。人がなぜ結婚するのかについてまだ理解できていない節もあります。



 マイノリティな概念に当てはまらない・まだ自分が何か分からない場合でも、人から意見を言われたときにへし折れず心を強く持てば良いのだと思います。



 と、話がそれましたが、性別や年齢などを感じさせない、壁のない考え方や表現をする人には憧れますね。

「こうであるべき」という風潮が強い世の中ですが、それを反面教師にして、自分が最も納得する表現を探っていきたいです。できれば偏りなく色んな表現ができて、それで生きていける世界になれば嬉しいです。



読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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